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熊本県の解体工事事情について

熊本県は九州本島の中央部に位置し、有明海、不知火海、東シナ海に面しています。
東部の阿蘇地方に日本第2位の阿蘇カルデラを持つ阿蘇山や九州山地の山々があり、西部には熊本平野があり、八代平野および芦北地方にリアス式海岸があります。
気候は全域が太平洋側気候で温暖ですが、冬と夏で寒暑の差が激しいです。

熊本県以外で生産がほとんど行われていない「い草」が生産されています。その他トマト・葉たばこ・宿根カスミソウ・スイカの生産量が全国1位となっています。くり・なす・トルコギキョウ・しょうが・オリーブは全国2位、メロン・いちごは全国3位です。

中心都市である熊本市は、70万人を超える人口を支える水道水が全て地下水でまかなわれている、世界でも珍しい都市です。
熊本市は熊本県の政治・経済の中心地として発展を続けていて、県内総世帯数の約45%が居住しています。
熊本市では2019年に市内中心部にある老朽建築物の建て替えを促進して街全体の耐震化などを進める「まちなか再生プロジェクト」に取り組むことを発表し、2020年4月には中心市街地活性化基本計画区域内の建物の建て替えにかかる負担を軽減する「財政支援制度」が創設されました。
10年間で約100棟の建て替えを目標としていて、今後は熊本市を中心に解体工事が進められる予定です。

熊本県内の解体工事の相場は、以下の通りです。

熊本県の年度別・解体費用相場

熊本県の建物本体の解体費用坪単価、総額の坪単価の推移です。
熊本県内では、5年前に比べ建物本体の解体費用坪単価が28.6%、総額の坪単価が19.1%上昇しており、なおも上昇傾向にあります。
背景には熊本県内の廃棄物の処理費用の高騰、人材不足による人件費の高騰、解体需要の高まりにより依頼が殺到していること、などが考えられます。
来年度以降も解体費用は上がり続けると予想されます。

熊本県の木造住宅解体工事の坪単価相場

熊本県では、坪数が少ないほど、1坪当たりの費用も高くなってしまう傾向があります。

熊本県の鉄骨(S)造住宅解体工事の坪単価相場

アスベストを含む建材を使用している場合や、重機を使えない狭い場所での解体の場合は、手壊しでの対応となるため、この金額よりもあがってしまう傾向があります。

熊本県の鉄筋コンクリート(RC)造住宅解体工事の坪単価相場

やはり、木造や鉄骨造と比べると、鉄筋コンクリート(RC)造住宅の解体工事費用は大幅にあがるということを覚えておきましょう。

熊本県の解体工事の重視するポイントは「金額」と「品質」

熊本県に限らず、解体業者を選ぶ際に必ず注意したい点は、金額にばかり目を向けすぎてはいけないということです。
必ず金額と品質の2つの視点で業者を評価しましょう。

複数の見積もりはとること

建て替えをする場合や、普段から付き合いのある不動産業者がある場合は特に見落としがちですが、付き合いや紹介だから、という理由で1社を信頼しすぎるのでなく、複数の業者の見積もりは必ず取りましょう。解体工事費用の一括査定サイトはこの点で優れています。一度申込みをするだけで、あなたの情報が登録業者に一斉に送られ、5～10社の業者からどんどん現地見積もりの連絡が届くという仕組みです。強引な営業をされることは少なくなりましたが、多くの業者からひっきりなしに電話がかかってくることがほとんど。比較的時間に余裕のある方や、知識があって各業者の調整をうまくできる方向けのサービスといえるかもしれません。

安すぎる工事見積りには注意が必要

解体工事に限った話ではありませんが、やはり極端に安い見積もりを出してくる会社には注意をした方がいいでしょう。
本来かかる費用を含めずに契約をし、後から値上げを要求したり、人員を減らして手抜き作業などする業者も中にはいるので、極端に安い業者も避けた方がよさそうです。
実は解体工事にかかる費用の多くは、建物を壊した後に出る木材などの廃棄にかかる費用。ここを安く済ませるために、違法な投棄をする業者も熊本県内には未だに存在するといわれています。確認せずに発注してしまったあと、責任を問われてしまう可能性だってあるのです。必ず、同じ条件で出された費用と相場は比較すべきです。

熊本県の解体工事補助金・助成金は

熊本県には解体工事の際に申請することで使用できる補助金・助成金があります。
正しく申請して受け取ることで、解体工事にかかる費用を抑えることができます。
詳細は下記の各市町村別ページから確認してください。