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大分県の解体工事事情について

大分県には全国的に知名度が高い別府温泉や由布院温泉をはじめ、多くの温泉があります。泉数は4,445か所、湧出量は279,253リットル/分と、ともに日本一です。

山地が多く、西部には九重連山、南部には祖母山・傾山があります。九重連山の中岳は九州本土の最高峰です。平野部は限られた地域で、北部の中津平野、中部の大分平野、南部の佐伯平野などがあります。海岸部は、北部から西部にかけてあり瀬戸内海に面しています。

農産物では、干し椎茸とかぼすが生産量日本一で、特産として知られています。干し椎茸の中でもとくに高級品として珍重される、身が厚くて表層に星型の亀裂が入る「どんこ」は名産になっています。

水産業は中高級魚介類が中心です。そのため海面生産量が全国23位ですが、海面生産額は10位と順位が高くなっています。とくに関あじや関さば、城下かれいはブランド魚として知られています。リアス式海岸のある南部では養殖も盛んです。

県内には14市3町1村で合計18市町村があります。県庁所在地である大分市に人口の約42%が集中しています。大分市を除く全ての市町村の地方では空き家が増加しています。
大分県では多くの市町村で老朽空き家の解体費用を補助する制度が設けられていて、制度を活用した解体工事が増加しています。

大分県内の解体工事の相場は、以下の通りです。

大分県の年度別・解体費用相場

大分県の建物本体の解体費用坪単価、総額の坪単価の推移です。
大分県内では、5年前に比べ建物本体の解体費用坪単価が28.6%、総額の坪単価が19.1%上昇しており、なおも上昇傾向にあります。
背景には大分県内の廃棄物の処理費用の高騰、人材不足による人件費の高騰、解体需要の高まりにより依頼が殺到していること、などが考えられます。
来年度以降も解体費用は上がり続けると予想されます。

大分県の木造住宅解体工事の坪単価相場

大分県では、坪数が少ないほど、1坪当たりの費用も高くなってしまう傾向があります。

大分県の鉄骨(S)造住宅解体工事の坪単価相場

アスベストを含む建材を使用している場合や、重機を使えない狭い場所での解体の場合は、手壊しでの対応となるため、この金額よりもあがってしまう傾向があります。

大分県の鉄筋コンクリート(RC)造住宅解体工事の坪単価相場

やはり、木造や鉄骨造と比べると、鉄筋コンクリート(RC)造住宅の解体工事費用は大幅にあがるということを覚えておきましょう。

大分県の解体工事の重視するポイントは「金額」と「品質」

大分県に限らず、解体業者を選ぶ際に必ず注意したい点は、金額にばかり目を向けすぎてはいけないということです。
必ず金額と品質の2つの視点で業者を評価しましょう。

複数の見積もりはとること

建て替えをする場合や、普段から付き合いのある不動産業者がある場合は特に見落としがちですが、付き合いや紹介だから、という理由で1社を信頼しすぎるのでなく、複数の業者の見積もりは必ず取りましょう。解体工事費用の一括査定サイトはこの点で優れています。一度申込みをするだけで、あなたの情報が登録業者に一斉に送られ、5～10社の業者からどんどん現地見積もりの連絡が届くという仕組みです。強引な営業をされることは少なくなりましたが、多くの業者からひっきりなしに電話がかかってくることがほとんど。比較的時間に余裕のある方や、知識があって各業者の調整をうまくできる方向けのサービスといえるかもしれません。

安すぎる工事見積りには注意が必要

解体工事に限った話ではありませんが、やはり極端に安い見積もりを出してくる会社には注意をした方がいいでしょう。
本来かかる費用を含めずに契約をし、後から値上げを要求したり、人員を減らして手抜き作業などする業者も中にはいるので、極端に安い業者も避けた方がよさそうです。
実は解体工事にかかる費用の多くは、建物を壊した後に出る木材などの廃棄にかかる費用。ここを安く済ませるために、違法な投棄をする業者も大分県内には未だに存在するといわれています。確認せずに発注してしまったあと、責任を問われてしまう可能性だってあるのです。必ず、同じ条件で出された費用と相場は比較すべきです。

大分県の解体工事補助金・助成金は

大分県には解体工事の際に申請することで使用できる補助金・助成金があります。
正しく申請して受け取ることで、解体工事にかかる費用を抑えることができます。
詳細は下記の各市町村別ページから確認してください。