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大阪府の解体工事事情について

大阪府は三方を山に囲まれていて、西には瀬戸内海へと繋がる大阪湾が広がっています。
大阪府の面積は47都道府県で2番目に小さいのです。しかし西日本の中心的な都市で、人口は東京都、神奈川県に次いで人口の多いエリアとなっています。梅田やなんばなど主要なターミナル駅への鉄道網が整備されており、府内のどの地域からも1時間程度で都心部へ移動することが可能です。関西国際空港と大阪国際空港があり、大型フェリーが就航する港もあり、交通のネットワークが発達しています。

都心部ではタワーマンションや大型商業施設が整然と立ち並んでいて賑わいを見せています。しかし大阪府は戦後の高度成長期に急速に都市化が進められたため、木造一戸建て住宅や木造賃貸住宅が無秩序に建てられて密集している地域もあります。
このような地域には老朽化した建物が多くあります。大阪府では老朽化した建物によって火災が燃え広がるのを防止するため、道路や公園の整備を行っていて、老朽化した建物の建て替えを進めています。大阪市は全国の政令指定都市の中では最も空き家が多くあり、使われずに放置される空き家が年々増えています。 今後はこのような建物の解体工事も増えていくと予想されます。

大阪府内の解体工事の相場は、以下の通りです。

大阪府の木造住宅解体工事の坪単価相場

大阪府の建物本体の解体費用坪単価、総額の坪単価の推移です。
大阪府内では、5年前に比べ建物本体の解体費用坪単価が28.6%、総額の坪単価が19.1%上昇しており、なおも上昇傾向にあります。
背景には大阪府内の廃棄物の処理費用の高騰、人材不足による人件費の高騰、解体需要の高まりにより依頼が殺到していること、などが考えられます。
来年度以降も解体費用は上がり続けると予想されます。

大阪府の木造住宅解体工事の坪単価相場

大阪府では、坪数が少ないほど、1坪当たりの費用も高くなってしまう傾向があります。

大阪府の鉄骨(S)造住宅解体工事の坪単価相場

アスベストを含む建材を使用している場合や、重機を使えない狭い場所での解体の場合は、手壊しでの対応となるため、この金額よりもあがってしまう傾向があります。

大阪府の鉄筋コンクリート(RC)造住宅解体工事の坪単価相場

やはり、木造や鉄骨造と比べると、鉄筋コンクリート(RC)造住宅の解体工事費用は大幅にあがるということを覚えておきましょう。

大阪府の解体工事の重視するポイントは「金額」と「品質」

大阪府に限らず、解体業者を選ぶ際に必ず注意したい点は、金額にばかり目を向けすぎてはいけないということです。
必ず金額と品質の2つの視点で業者を評価しましょう。

複数の見積もりはとること

建て替えをする場合や、普段から付き合いのある不動産業者がある場合は特に見落としがちですが、付き合いや紹介だから、という理由で1社を信頼しすぎるのでなく、複数の業者の見積もりは必ず取りましょう。解体工事費用の一括査定サイトはこの点で優れています。一度申込みをするだけで、あなたの情報が登録業者に一斉に送られ、5～10社の業者からどんどん現地見積もりの連絡が届くという仕組みです。強引な営業をされることは少なくなりましたが、多くの業者からひっきりなしに電話がかかってくることがほとんど。比較的時間に余裕のある方や、知識があって各業者の調整をうまくできる方向けのサービスといえるかもしれません。

安すぎる工事見積りには注意が必要

解体工事に限った話ではありませんが、やはり極端に安い見積もりを出してくる会社には注意をした方がいいでしょう。
本来かかる費用を含めずに契約をし、後から値上げを要求したり、人員を減らして手抜き作業などする業者も中にはいるので、極端に安い業者も避けた方がよさそうです。
実は解体工事にかかる費用の多くは、建物を壊した後に出る木材などの廃棄にかかる費用。ここを安く済ませるために、違法な投棄をする業者も大阪府には未だに存在するといわれています。確認せずに発注してしまったあと、責任を問われてしまう可能性だってあるのです。必ず、同じ条件で出された費用と相場は比較すべきです。

大阪府の解体工事補助金・助成金は

大阪府には解体工事の際に申請することで使用できる補助金・助成金があります。
正しく申請して受け取ることで、解体工事にかかる費用を抑えることができます。
詳細は下記の各市区町村別ページから確認してください。