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静岡県の解体工事事情について

静岡県は日本のほぼ中央の太平洋側にあり、富士山や駿河湾などがあり起伏に富んだ自然に恵まれています。県の北部は富士山をはじめとする3,000m級の山々があり、南部は500kmにもなる海岸線があります。熱海や伊豆などがあり温泉地としても有名です。
多くの観光スポットがあり、富士山、富士山本宮浅間大社、韮山反射炉、三保の松原などの世界遺産や、世界ジオパークの一つである伊豆半島ジオパーク、熱海温泉、三嶋大社、登呂
遺跡、大井川鐵道などがあります。
静岡県には全国一の水揚げ額を持っている焼津漁港があります。またお茶の栽培も盛んに行われていて静岡茶として広く知られています。

南海トラフ地震などの大きな地震による木造住宅の倒壊を防ぐために、平成13年度から「プロジェクト「TOUKAI-O」を立ち上げ、木造住宅の耐震に取り組んでいます。
木造住宅の所有者が使用しない空き家も出てくるため、今後は解体工事の需要も高まると考えられます。
静岡県は4m以上の道路に面している住宅が全国平均よりも低く、狭い道に面した建物が多くあります。狭い道に面した建物の解体は重機が使用できない場合もあるため、解体工事にかかる費用が高くなってしまう可能性があります。

静岡県内の解体工事の相場は、以下の通りです。

静岡県の年度別・解体費用相場

静岡県の建物本体の解体費用坪単価、総額の坪単価の推移です。
静岡県内では、5年前に比べ建物本体の解体費用坪単価が28.6%、総額の坪単価が19.1%上昇しており、なおも上昇傾向にあります。
背景には静岡県内の廃棄物の処理費用の高騰、人材不足による人件費の高騰、解体需要の高まりにより依頼が殺到していること、などが考えられます。
来年度以降も解体費用は上がり続けると予想されます。

静岡県の木造住宅解体工事の坪単価相場

静岡県では、坪数が少ないほど、1坪当たりの費用も高くなってしまう傾向があります。

静岡県の鉄骨(S)造住宅解体工事の坪単価相場

アスベストを含む建材を使用している場合や、重機を使えない狭い場所での解体の場合は、手壊しでの対応となるため、この金額よりもあがってしまう傾向があります。

静岡県の鉄筋コンクリート(RC)造住宅解体工事の坪単価相場

やはり、木造や鉄骨造と比べると、鉄筋コンクリート(RC)造住宅の解体工事費用は大幅にあがるということを覚えておきましょう。

静岡県の解体工事の重視するポイントは「金額」と「品質」

静岡県に限らず、解体業者を選ぶ際に必ず注意したい点は、金額にばかり目を向けすぎてはいけないということです。
必ず金額と品質の2つの視点で業者を評価しましょう。

複数の見積もりはとること

建て替えをする場合や、普段から付き合いのある不動産業者がある場合は特に見落としがちですが、付き合いや紹介だから、という理由で1社を信頼しすぎるのでなく、複数の業者の見積もりは必ず取りましょう。解体工事費用の一括査定サイトはこの点で優れています。一度申込みをするだけで、あなたの情報が登録業者に一斉に送られ、5～10社の業者からどんどん現地見積もりの連絡が届くという仕組みです。強引な営業をされることは少なくなりましたが、多くの業者からひっきりなしに電話がかかってくることがほとんど。比較的時間に余裕のある方や、知識があって各業者の調整をうまくできる方向けのサービスといえるかもしれません。

安すぎる工事見積りには注意が必要

解体工事に限った話ではありませんが、やはり極端に安い見積もりを出してくる会社には注意をした方がいいでしょう。
本来かかる費用を含めずに契約をし、後から値上げを要求したり、人員を減らして手抜き作業などする業者も中にはいるので、極端に安い業者も避けた方がよさそうです。
実は解体工事にかかる費用の多くは、建物を壊した後に出る木材などの廃棄にかかる費用。ここを安く済ませるために、違法な投棄をする業者も静岡県には未だに存在するといわれています。確認せずに発注してしまったあと、責任を問われてしまう可能性だってあるのです。必ず、同じ条件で出された費用と相場は比較すべきです。

静岡県の解体工事補助金・助成金は

静岡県には解体工事の際に申請することで使用できる補助金・助成金があります。
正しく申請して受け取ることで、解体工事にかかる費用を抑えることができます。
詳細は下記の各市区町村別ページから確認してください。