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富山県の解体工事事情について

富山県は、北方を日本海、他三方を山脈で区切られている県です。
東の新潟県との県境は有名な難所で「親不知」という名称で知られています。長野県との県境には飛騨山脈（北アルプス）があります。石川県との県境北部は宝達丘陵、南側は岐阜県などにまたがる両白山地です。南の岐阜県境には飛騨山脈や飛騨高地があります。
山に囲まれていますが、西は石川県南部とつながる北陸道が通っていて、経済的・文化的な結び付きに役立っています。
石川県から独立を果たした明治から富山県では産業の発展が進み、北陸工業地帯が形成されました。ここはYKKや三協立山などの大手金属製品メーカーの発祥の地として知られています。北陸3県を中心に展開している北陸銀行や北陸電力などの本拠地でもあります。

富山県は６月が解体工事の需要のピークとなります。一方で11月～2月頃は解体工事の件のが少なく、6月の半分以下の件数です。
これには土地柄が影響していて、積雪の影響により富山県は冬の工事を請けることが難しいことが原因であると考えられます。
そのため駆け込み時期を避けて7月～10月頃に解体工事の見積をすることをおすすめします。

富山県内の解体工事の相場は、以下の通りです。

富山県の年度別・解体費用相場

富山県の建物本体の解体費用坪単価、総額の坪単価の推移です。
富山県内では、5年前に比べ建物本体の解体費用坪単価が28.6%、総額の坪単価が19.1%上昇しており、なおも上昇傾向にあります。
背景には富山県内の廃棄物の処理費用の高騰、人材不足による人件費の高騰、解体需要の高まりにより依頼が殺到していること、などが考えられます。
来年度以降も解体費用は上がり続けると予想されます。

富山県の木造住宅解体工事の坪単価相場

富山県では、坪数が少ないほど、1坪当たりの費用も高くなってしまう傾向があります。

富山県の鉄骨(S)造住宅解体工事の坪単価相場

アスベストを含む建材を使用している場合や、重機を使えない狭い場所での解体の場合は、手壊しでの対応となるため、この金額よりもあがってしまう傾向があります。

富山県の鉄筋コンクリート(RC)造住宅解体工事の坪単価相場

やはり、木造や鉄骨造と比べると、鉄筋コンクリート(RC)造住宅の解体工事費用は大幅にあがるということを覚えておきましょう。

富山県の解体工事の重視するポイントは「金額」と「品質」

富山県に限らず、解体業者を選ぶ際に必ず注意したい点は、金額にばかり目を向けすぎてはいけないということです。
必ず金額と品質の2つの視点で業者を評価しましょう。

複数の見積もりはとること

建て替えをする場合や、普段から付き合いのある不動産業者がある場合は特に見落としがちですが、付き合いや紹介だから、という理由で1社を信頼しすぎるのでなく、複数の業者の見積もりは必ず取りましょう。解体工事費用の一括査定サイトはこの点で優れています。一度申込みをするだけで、あなたの情報が登録業者に一斉に送られ、5～10社の業者からどんどん現地見積もりの連絡が届くという仕組みです。強引な営業をされることは少なくなりましたが、多くの業者からひっきりなしに電話がかかってくることがほとんど。比較的時間に余裕のある方や、知識があって各業者の調整をうまくできる方向けのサービスといえるかもしれません。

安すぎる工事見積りには注意が必要

解体工事に限った話ではありませんが、やはり極端に安い見積もりを出してくる会社には注意をした方がいいでしょう。
本来かかる費用を含めずに契約をし、後から値上げを要求したり、人員を減らして手抜き作業などする業者も中にはいるので、極端に安い業者も避けた方がよさそうです。
実は解体工事にかかる費用の多くは、建物を壊した後に出る木材などの廃棄にかかる費用。ここを安く済ませるために、違法な投棄をする業者も富山県には未だに存在するといわれています。確認せずに発注してしまったあと、責任を問われてしまう可能性だってあるのです。必ず、同じ条件で出された費用と相場は比較すべきです。

富山県の解体工事補助金・助成金は

富山県には解体工事の際に申請することで使用できる補助金・助成金があります。
正しく申請して受け取ることで、解体工事にかかる費用を抑えることができます。
詳細は下記の各市区町村別ページから確認してください。