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名古屋市の解体工事事情について

愛知県によると、全住宅ストックの「その他空き家」(長期的に不在で、取り壊し予定の住宅)の数は、愛知県内で142,000戸あり、その他空き家の割合は4.1%(全国平均5.6%)です。今後、「その他空き家」の数は増加し、解体工事全体の需要は高まると思われます。
名古屋市の「その他空き家」の数は、愛知県内で最多の42,600戸となっています。また知多郡南知多町が、愛知県内で最多の「その他空き家」の率、13.5%となっています。
解体工事の流れ

初めに解体業者へ見積もりを依頼し、見積書が届いたら、希望の解体工事会社へ工事を依頼します。リサイクル法といった様々な書類の提出した後、利用者は不要品の処分や、水道以外のライフラインやケーブルテレビなどの停止を行います。
解体工事は、外構の解体、足場・養生の設置、屋根・内装の解体、建物本体の解体、基礎の解体、整地という順で行われます。解体工事後は、引き渡しと、滅失登記の申請を行います。
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名古屋市の構造別の単価相場

1坪当たりの解体費用相場としては、木造住宅で約3.1万円、鉄骨造住宅で約3.4万円、RC造住宅で約3.9万円となっています。他には、アパートや長屋では約2.7万円、店舗や工場では約4.8万円、内装解体およびその他解体では約3.7万円となっています。
全体の相場としては約3.1万円、価格幅としては約0.4万円~6.5万円です。
名古屋市の解体工事会社を選ぶ時の注意点

解体工事会社を選ぶ上で費用の安さばかりを求めていては、利用者自身が損するだけでなく、近隣にも迷惑が掛かる事態になりかねません。
費用だけでなく、法律を遵守しているか、工事において許可を保有しているかなど確認する必要があります。以上の2点を紹介します。
安さを優先して不法投棄をしていないか
解体工事会社を選ぶ上では、「マニュフェスト」が発行されるかどうかを確認する必要があります。
マニュフェストとは、工事で発生する産業廃棄物の運搬から処理までの過程を記すシステムです。これにより、利用者は廃棄物の処理が委託通りに行われていることを確認できます。マニュフェストを発行しない会社は、不法投棄している可能性が高いでしょう。
解体工事に必要な許可を保有しているか
大多数の解体工事会社は許可を得た上で工事を行いますが、中には必要な許可が取られていない、または期限切れとなっているケースが稀にあります。
このような事態を防ぐために、事前に電話等で確認すると安心でしょう。電話のみでは不安な場合には、許可証類のコピーをもらうことで、確実に確認を取ることができます。
名古屋市の解体工事会社を慎重に見つけよう

解体工事会社の選び方について主に、不法投棄してないか、許可を取っているかの2点を紹介しました。他にも、自社で施工しているか、見積書や契約書の妥当性など、確認すべきポイントは存在します。
解体工事会社の選定では様々なポイントに注意し、慎重に行う必要があります。
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