解体工事の見積り書の内訳を紹介!注意ポイントや見分け方を解説

事前準備

解体工事の見積り書の内訳について解説します。見積り書の項目別の費用や、注意すべきポイントなどを詳しく説明します。見積り書による失敗例や坪単価の決定方法なども記載してあるので、解体工事を始める前にぜひチェックしておいてください。

解体工事の見積り書の内訳を紹介!注意ポイントや見分け方を解説

解体工事の見積り書の内訳やポイントを解説!

解体工事をする場合、まずは業者に見積り書を出してもらう必要があります。しかし、見積り書の見方がよくわからないという人も多いのではないでしょうか?

本記事では、見積り書の内訳内容やチェックすべきポイントなどをまとめました。解体工事で思わぬトラブルを避けるためにも、良い見積り書かどうかを判断できるようにしておきましょう。

解体工事の見積りの内訳項目

内訳①本体工事費

本体工事費は、解体工事の費用の中でも大部分を占めるものです。そのほとんどは人件費に当てられますが、強度が高い建物ほど工事費も上がっていきます。解体工事の坪単価を出す時は、この本体工事と廃棄処分費を合わせて計算します。

坪単価は都市部のほうが高い傾向にあり、他の地域に比べて東京は坪単価が割高です。坪単価の高い都市部に住んでいる人は、費用を抑えるためにあえて単価の低い地方の業者に頼むということも可能です。

内訳②付帯工事費

解体工事をする時には、メインの建物の他にも撤去しなければならないものが出てきます。具体的な例を出せば、ブロック塀や門、樹木、倉庫などがこれに当たります。これらの撤去などにかかる費用が、付帯工事費です

ブロック塀であれば、1㎡当たりの単価は2千円ほどです。撤去物によっても付帯工事費は大きく変わってくるので、事前の現地調査でしっかりと見積りを出してもらいましょう。

内訳③仮設工事費

解体工事に入る前に、建物の周りに足場を組んで養生シートを用意する必要があります。足場や養生シートの設置作業にかかる費用が、仮設工事費と呼ばれるものです

養生シートで建物を覆うとそれだけ費用もかかりますが、近隣に迷惑をかけないためにも解体工事に養生シートは必須です。見積り書に養生シートの費用が含まれているか、必ず確認するようにしましょう。

内訳④整地費

整地費は、建物を解体した後に土地を整える作業にかかる費用です。どこまで整地をするのかはその業者次第ですので、事前にしっかりと相談しておくのがおすすめです。

もしも、石も残らないようなキレイな整地を望むのであれば、その旨を事前にしっかりと伝えておくのが良いでしょう。整地の仕方で見積りが変わってくる可能性もあるので、その点の確認も忘れずに行いましょう。

内訳⑤重機回送費

解体工事にはショベルカーなどの重機を使いますが、重機の中には公道を走れないものもあります。そのため、重機を解体現場に運ぶには、より大きなトラックなどに乗せる必要があります。この搬送にかかる費用が、重機回送費と呼ばれるものです

重機回送費は、重機の保管場所と解体現場の距離で大きく変わってきます。例えば現場と保管場所が遠く離れていれば、それだけ手間やガソリン代が増え重機回送費もかさみます。

内訳⑥廃棄処分費

廃棄処分費は、家の中に処分するものが残っていた時に発生します。解体工事の前にあらかじめ家の中の物を処分しておくと、廃棄処分費を節約することができます。ちなみに、瓦礫や木材などを処分するために費用は、付帯工事の中に含まれています。

その他の費用

見積り書に「諸費用」と書かれているものは、駐車場代や近隣挨拶費、届け出や必要な手続きなどにかかる細々とした経費です

何かトラブルや追加費用があった時に備えるために、準備費用が加算されていることもあります。諸経費は見積り書を見ただけでは内容がわからないので、疑問に思ったのであれば業者に確認しましょう。

解体工事の見積り書の項目で注意するポイント

見積り書で失敗につながる事例

見積り書の内訳をよく確認しておかないと、思わぬ失敗につながることがあります。失敗例として多いのは、塀などの撤去費用が加算されていない場合です

総額の工事費だけを見て契約してしまうと、見積り書にない追加費用を請求されることがあります。解体する建物以外に建造物がある時は、それらの撤去費用の確認を怠らないようにしましょう。

他にも見積り書で失敗する例には、整地に関する記載がなかったり、残置物撤去の有無がなかったりとさまざまです。見積り書の内訳にはどのような項目があるのかを把握しておき、その項目がなかった場合は積極的に質問をすることが大事です。

地中障害物に関する項目を確認

解体工事の見積り書をチェックする時は、まず地中障害物に関する内容が載っているか確認しましょう。地中障害物は事前調査でもわからないことが多く、工事を始めてから発見することがほとんどです。

何か埋蔵物があった時は追加費用を払って撤去してもらうことになりますが、その際の対応について見積り書に記載されていないことがあります。後から高額な請求をされないためにも、地中障害物についての取り決めもしっかりと行っておきましょう

アスベスト除去費用の項目

解体する建物にアスベストが使われていた場合、除去するための費用がかかります。アスベストは事前調査ではわからないこともあり、解体後に発覚することもあります。

もしもアスベストが使われていた時に慌てないように、あらかじめアスベストに関しての見積りもお願いしておきましょう。

人件費の項目

解体工事の人件費は、解体作業を重機で行うか手作業で行うかによって大きく異なります。ガードマンやトラック運転手などの人件費がかかることもあり、どうしてもある程度の出費は必要となります。

人件費は本体工事費に含まれているため、個別の項目がないことがほとんどです。そのため見積り書では確認しにくいのですが、本体工事費が高すぎる場合は人件費についても確認してみると良いでしょう。

室内残置物に関する項目

解体工事前に家の中に何か残っている場合は、本体工事費とは別に処分費用がかかります。物が残っているのに見積り書に室内残置物の項目がない時は、処分にかかる費用を事前に確認しておきましょう

家の中が空っぽの状態であれば室内残置物の費用はかからないので、できる限り自分の手で不用品を処分しておくのがおすすめです。

産業廃棄物の処分費用に関する項目

産業廃棄物は法律によって正当な手続きを踏む必要があり、その分費用もかかります。処理費用は業者によってもさまざまですが、4tダンプ1台分につき8万円くらいを目安にしておくと良いでしょう。

悪質な業者の中には不法投棄などを行うところもあるので、産業廃棄物の処理費用についてもしっかりと確認しておくことが大事です。

解体工事の見積りでトラブルを避ける方法

詳細がわかりにくい見積り書は危険

業者によっては見積り書の項目が少なく、内訳の詳細がわからないことがあります。特に、工事費用を一括で出してくる業者には注意が必要です

本当にそれだけの費用で済むかわからず、後から高額な別費用を請求されることもあります。わからないことは遠慮せずに質問をして、誠実さが見られない場合には、別業者に依頼することも検討しましょう。

複数で見積りを行う

解体工事に限らず、工事の見積りは複数の業者に依頼することが大事です。1社だけだとその見積りが適正かどうかの判断がしにくく、結果的に無駄なお金を払ってしまうこともあります。

そうならないためにも、できれば3社以上の業者に見積りを出してもらうのがおすすめです。内訳などをしっかりと比較して、最終的に依頼をする業者を決めましょう。

税抜きか税込みかを確認

解体工事のように大きな金額を支払う時は、消費税もだいぶ高くなってきます。消費税だけでも100万円単位のお金がかかるので、見積り書の額が税込みになっているかどうか確認しておきましょう

また、総額を安く見せようと、税抜き価格で見積り書を作る業者もいます。そのため、税込みと明記されていないものには注意が必要です。

見積り書の見分け方

良い見積り書のポイント

良い見積り書は、解体工事にかかる費用の内訳が細かく記載されているものです。廃材運搬費や撤去費用などの項目がしっかり設けられていて、それぞれの費用が詳しく確認できる見積り書であれば安心です

また、見積り書に加えて工事内容の説明書やサービス一覧などを渡してくれる業者もあり、そういった業者はかなり丁寧であるといえるでしょう。

悪い見積り書のポイント

悪い見積り書は、工事の内容の詳細や項目ごとの金額が記載されていないものです。例えば、「一式◯◯円」というように、工事費用を一括で記載してある見積り書は注意が必要です

こういった見積り書では、本体工事以外の費用が含まれているかわかりません。内訳の項目が極端に少なかったり詳細がわからない見積り書だった時は、無理せず他の業者に見積りを頼みましょう。

解体工事の見積り書は項目の内訳をしっかり確認しよう!

見積り書の内訳内容や、チェックポイントなどをまとめました。解体工事はかかる費用も高額で、見積り書の項目も多岐に渡ります。

どの項目がどの費用に当たるのかを把握しておけば、見積り書の比較がしやすくトラブル防止にもなります。良い見積り書を見分ける目を身に着け、後悔のない業者選びをするようにしましょう。

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