残土処分費の相場はいくら?お得に処理するための方法はある?

お金のこと

残土処分費の相場、処理する方法について詳しく解説します。残土処分費の内訳となる処分場までの距離、業者の価格、業者の質の見極め方についても説明していきます。残土処分を業者へ依頼する際に知っておくべきことも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 残土処分費の相場を知りたい!
  2. 残土処分費とは?
  3. 残土処分費の価格相場
  4. 残土処分費の費用を変動させる要素
  5. 残土処分費を安くする方法
  6. 残土処分費の値引き依頼に使える例文
  7. 残土処分で気をつけたい事例
  8. 残土処分費の相場やお得に処理する方法を覚えておこう!

残土処分費の相場を知りたい!

こちらの記事では、残土処分の相場について紹介します。残土とは、工事をした後に出る不要な土のことです。放置や不法投棄をすると違法になるので、適切に処理しなければいけません。まず、業者に残土処分費の見積もりをもらう必要があります。

見積依頼を一つの業者だけにしてしまうと、こちらが不利な条件、法外な単価を提示されてしまうことがあるため、複数の業者に依頼しましょう。

場合によっては無料でできることもあるので、知らないと損をします。またネットで検索し、事前に残土処理の単価、相場観などの知識をつけておくと良いでしょう。

残土処分費とは?

残土処理にかかる費用のこと

建物を作ったり外構工事をしたりするとき、まず基礎を作らないといけません。そのとき、土を掘ったときに出る余分な土のことを”残土”と言います。残土は国土交通省による行政上の正式呼称は”建設発生土”です。この残土処理する費用のことを、残土処分費といいます。

残土を処分するには、まずそのための重機や運搬車両が必要です。次にそれらを操縦、運転できる人材も必要です。

残土処分費の内訳

残土処分費の主な内訳は、重機や車両、それらを扱う人材の人件費、運搬費、処分場の受け入れ価格などそれぞれの単価から構成されます。しかし、一度の残土処理の量が多ければ多いほど、無料ではないにせよ、単価を下げられます。

そのため、業者は複数の現場で残土処理して集めたのを仮置きし、まとめて一度に処分場へ運搬するのが一般的です。

残土処理した量がそれほど多くないときは、ショベルカーなどの重機ではなくスコップを使うことがあります。そのため、重機を数時間しか使わず作業の効率が悪くなり、かえって費用は高くなります。

残土を仮置きする場所がない場合は、残土処理した少ない量を毎回処分場へ運ぶので、このケースでも費用は高くなります。残土はなるべく少ない回数で、まとめて処分場へ運べるように工夫することで費用を安くあげることができるでしょう。

残土処分費の価格相場

東京都を含む関東地域の価格相場

地域によって相場は異なりますが2トン車で運搬した場合、東京都を含む関東地域では9,000円前後、ガラの混じった残土なら10,000円前後です。

通常の残土処分費とガラの混じった残土の処分費は、運ぶ場所からの運搬費や残土の処分場の受け入れ価格によって変動します。

関東圏のなかでも、特に東京は地方に比べて費用が高くなります。同じ関東圏でも神奈川などにいけば相場はかわるでしょう。東京で残土処分をする場合は、東京の業者に依頼することをお勧めします。東京の業者は、必然的に他県の業者よりも東京都内の残土処分のノウハウをもっています。

また、東京都内の業者であればどこでもよいというわけではなく、東京の業者の各々のホームページを見て比較しましょう。しっかり東京都内での残土処分の実績があるか、透明性があるかなどが重要です。

残土処分費の単価は車両サイズによって変わる

残土処分費は車両の重量によって分類されます。車両の重量が大きくなるにつれ、単価は安くなるのが一般的です。

残土処分費の目安は車両一台あたり、2トンが9,000円前後、3トンが10,000円前後、4トンが12,000円前後、7トンが17,000円前後といった具合になります。

ガラ混じり残土処分費の単価も車両サイズで決まる

ガラの混じった残土処分費も同様に車両の重量によって分類されます。こちらも車両の重量が大きくなるにつれ、単価は安くなるのが一般的です。

ガラを仕分けしないと、やや高くなります。ガラ混じり残土処分費の目安は、車両一台あたり、2トンが10,000円前後、3トンが13,000円前後、4トンが16,000円前後、7トンが20,000円前後といった具合になります。

残土処分費の費用を変動させる要素

残土の搬出場所から残土捨て場までの運搬距離

残土処分費は、残土を運搬する搬出元から目的地である処分場までの距離により変動します。これまで残土処理では、掘った土は敷地の外で処理して、埋め直す目的の盛土は新しく買っていました。そのため、土を運ぶ費用と新しく買う費用がかかっていました。

昨今の残土処理は、掘った土をなるべく現場で仮置きし、それらを埋め戻すための土として使います。余った分の残土のみを残土処分場まで運び、処分費を削ります。

地域ごとの道路事情

残土処分費は、都心なのか地方なのかなどの運搬する道路の状況によって変動します。 残土処理では、迅速かつ安全第一の運搬をすることが重要です。そのために、土を掘った現場から残土処分場までの道の交通量や状況を事前に調べ、最適なルートを選択します。

残土を運搬することで、経路周辺の環境に騒音や振動など公害を出さないようにすることが残土処理では重要です。

残土処分業者の金額

残土処分費は、どの業者に頼むかによって金額が変動します。残土の処分を産業廃棄物処理業者に依頼した場合は、土の中に何か混ざったものとして処分されるため割高です。

外構工事の業者に依頼した場合は、 外構工事の中に含まれるものとして処分されます。残土の処分量が多くなければ産業廃棄物処理業者でもそれほど高額でなく依頼が可能です。ただ、処分量が多いときは、外構業者に依頼した方が安くなります。

残土捨て場での受け入れ価格

残土処分費は、どの処理場を選ぶかによって金額が変動します。 残土処分場も同時に経営している業者か否かによって、残土受け入れ価格が変動するからです。

現場から残土処分場までの運搬、そして残土処分場での受け入れの費用の両方を総合で考える必要があります。その上で、低価格になる残土処分場を選びましょう。

残土処分費を安くする方法

残土処分に必要な車両を保有している解体業者に依頼する

依頼する硬い業者が残土処分用の車両を持っているか否かで、残土処分費が安くなります。残土処分の費用の内訳として、運搬費用が大きく割合を占めるからです。運搬車両の大きさは決まっているので、残土が少なくても1回の運搬になります。

処分する残土の量が多くても少なくても、運搬の回数次第で値段は高いです。運搬するための車両を有している解体業者か否かで、複数の現場の残土をまとめて運ぶことができます。そのため、少ない量で運ぶことを避け、運搬費用を安くできることがあります。

残土受け入れ業者を兼ねている解体業者に依頼する

依頼する解体業者が残土処理サービスを兼業しているか否かで、残土処分費の費用が低くなります。

残土の受け入れを別の業者がしている場合は、残土に何が混じっているかなどの分析などで費用が増すからです。

解体業者が残土の受け入れを兼業している場合、手続きが簡潔でき、残土処分費が安くなることがあります。

自分で残土を運ぶ

もしご自身で残土を運搬できる車両を有している場合、残土処分場へ自分で持っていくことで、残土処分費を低く抑えられます。自分自身で運搬用の車両を手配し、残土処分場へ運べば、運搬費用がかかりません。

施工業者に値引き交渉する

値引きの交渉をすれば、残土処分費を低く抑えられます。業者は通常、残土を仮置きで貯めておき、のちにまとめた上で残土処分場へ持ち込みます。

一度にまとめて処分した方が費用を安くできるため、値引きできる可能性が高いです。交渉ごとは知識を持っている側が有利になります。値引き交渉をする前に、自分でも最低限の知識を身に着けておいた方がよいです。

実際、残土処分の費用は、実はものすごく安くなります。トラックに一杯分の残土でも4000円から5000円程度などです。

可能な容量の極限まで詰めても、受け入れの処分場での値段はほとんど変わりません。よって、少ない回数にまとめるほど節約でき、費用も負担せずに残土の処分ができます。

ネットで「残土処分 無料」と検索すると、「無料で残土をお譲りします」「無料で残土を受け入れします」「無料で残土ください」などの書き込みが多く見られるでしょう。これは、需要者と供給者がネット上で直接結び付けているからです。

自分が「残土は無料でも売買されている」というという知識があるだけでも、交渉で有利になれます。

残土処分費の値引き依頼に使える例文

例文①業者側に協力を持ち掛ける場合

「妻(旦那)から、「○○万円以下だったら注文してもいい」と言われました。なので、残土処分費の部分をなんとか努力して頂き、その○○万円以下に収まるように見積金額調整のご検討、お願いできますか?」自分には決裁権がないことを強調し、業者側に協力、努力を要請するパターンです。

例文②業者側に選択肢を与える場合

「見積金額の作成、ありがとうございました。ただ、少しばかり予算をオーバーしています。残土処分費または諸経費のどちらか一方だけを努力してもらうことはできますか?そうなれば予算内に収まり、発注することができます。よろしくお願いします。」相手に先に選択肢を与え、選ばせることで交渉を有利に進めます。

残土処分で気をつけたい事例

古い家屋を解体してから新しく建替えする、という場合には、解体工事を請け負う解体業者は整地した際に発生する残土処理をします。

近年の家屋は耐震性の関係で、基礎を造るときにかなり深いところまで地面を掘るため、新築工事の際にも残土が発生することがあり、それを見越して施主は解体業者にあらかじめ多めの「漉き取り(地盤面の余分な土砂を所定の厚さに薄く削り取る作業)」を依頼する場合もあります。

しかし解体業者は新築工事を専門としていないため、新築のためにはどの程度の漉き取り量が適切かということはわかりません。その結果、漉き取り量が多すぎて新築工事を請け負う業者から施主に「土の削り過ぎで地盤が低くなりすぎています」といわれることがあるのです。

これは施主が残土処分のコストを削減するため、新築時に発生する残土の処分もできるだけ解体業者に済ませてもらっておこうと考えて起きることです。

こうなってしまうと、単純に「解体業者に漉きすぎた土を戻してもらう」ということだけでは済まなくなります。新しく入れた土は締め固められているわけではなく、強度がないので、そのまま家を建ててしまうと地盤沈下などの原因になってしまうからです。

対策としては、新築工事を依頼する業者に相談するのがよいでしょう。地盤を固めるためにどうしたらよいか、という策を提案してくれるはずです。

この「解体業者が地盤を漉き取りすぎて新築工事に取り掛かれない」というトラブルは、意外に多いようです。前もってきちんと解体業者・建築会社両方と確認し合っておくことが大事です。

残土処分費の相場やお得に処理する方法を覚えておこう!

残土処分費は搬出元から残土処分場までの距離、道路の状況、業者の価格、処分場での受け入れ価格等により変動することを紹介しました。

また、残土処分のための車両重機を有している業者か、解体業者が残土処分を兼業しているか否かで価格が変動し、節約することもできます。

これから建物の工事等をご検討の方、どうすれば残土処分費を上手に計算、節約できるか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

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