ボロ家をリフォームする5つのメリット|業者に頼むべきポイントも解説

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ボロ家をDIYリフォームして活用する人は多い?

ボロ家を、DIYリフォームして活用する人が増えています。ボロ家は、古いほど購入コストを抑えることが可能なため、DIYリフォームすればさらに最低限のコストで済むからです。

いま、ボロ家はこのような最低限の費用で再生し、不動産として活用することが増えつつあります。

ボロ屋をDIYリフォームする5つのメリット

投資物件としてボロ家のリフォームを考えたとき、業者に依頼せずDIYリフォームするという方法があります。DIYリフォームには、さまざまなメリットがあります。どのようなメリットがあるのか、具体的にみていきましょう。

  • 業者に依頼するより低コストでできる
  • 自分が手掛けた家を大切に感じられるようになる
  • 自分でリフォームするノウハウが得られる
  • オリジナルのデザインにできる
  • 古民家の良さを活かせる

1:業者に依頼するより低コストでできる

ボロ家をDIYリフォームすれば、低コストで済みます。リフォームを業者へ依頼しなければ材料費以外の費用がかからないため、その分リフォーム代は安くなります。

DIYリフォームに使う材料は、ホームセンターで購入できます。DIYリフォームのやり方は、YouTubeなどインターネットで調べることができます。

2:自分が手掛けた家を大切に感じられるようになる

ボロ家を苦労してDIYリフォームすれば、ボロ家に対して愛着が湧くでしょう。愛着が湧けば、ボロ家をきれいにしようとこまめに手入れをしたり、掃除をしたりするようになります。

ボロ家に愛情をかけていると、リフォームが行き届いている状態に周りも気づきやすくなるため、賃貸へ出すとすぐ入居者が決まるでしょう。

3:自分でリフォームするノウハウが得られる

ボロ屋のDIYリフォームを体験すれば、リフォームについてのさまざまな知識と経験が得られます。また、リフォームに必要なスキルの習得も可能です。

リフォームのスキルや知識があれば、次にまたボロ家を購入したとき、どこをリフォームすればよいのか、リフォーム費用はどれくらいになるのか、分かるようになるでしょう。

4:オリジナルのデザインにできる

ボロ家をDIYリフォームすれば、自分が思い描いたようなデザインが可能です。リフォームを業者に依頼した場合、壁紙や天井などの内装も、業者へ自分の希望を伝えて作業してもらうことになります。

出来上がったものがイメージしたものと違った場合、再度業者とのやりとりが発生する場合も考えられます。ボロ家をDIYリフォームすれば、業者とのやりとりは必要ないのでストレスもなくなるでしょう。

5:古民家の良さを活かせる

古民家とは100年程度経過している建物のことです。近年、風情を感じられるといった理由から、木材や石など自然の材料が活用されている古民家に注目が集まっています。

DIYリフォームなら、こうした古民家ならではの良さを活かすことが可能です。内装だけをDIYリフォームすれば、古民家独特の外観を、そのまま残すこともできます。

DIYでできるリフォーム4つ

ボロ家のDIYリフォームは、難しそうですが、初心者でもDIYリフォームが可能な範囲があります。たとえば、障子やふすまといった建具の補修や、フローリングの補修などです。

ここからは、DIYリフォームできる範囲や、おおよその費用について紹介します。

  • フロ−リングの補修
  • タイルなどを使った水回り設備のリメイク
  • 塗料を選んで壁や天井の塗装
  • 障子やふすまなど建具の補修

1:フロ−リングの補修

生活しているとフローリングにも傷や汚れがつきます。フローリングの張り替えは難しいですが、フローリングの傷や汚れはDIYリフォームが可能です。

フローリングの傷や汚れを補修するには、その部分を研磨した後、傷や汚れを再び付きにくくするためにオイルを塗るといった方法があります。フローリング補修費の目安は、1~2万円程度です。

2:タイルなどを使った水回り設備のリメイク

水回りにリメイクシートやタイルを貼るといったリフォームなら、DIYリフォームが可能です。貼って剥がせるタイプのリメイクシートやタイルなどもあるため、DIY初心者でも気軽にできます。

水回りをDIYリフォームするときの費用目安は、1~2万円程度です。

3:塗料を選んで壁や天井の塗装

クロスの上から塗れるペンキを利用すれば下処理の必要がないため、自分で天井や壁の塗装が可能です。

DIYで壁や天井を塗装するときは、晴れの日を選ぶこと、養生をしっかりと施すことがポイントです。DIYリフォームで壁や天井を補修するときの費用目安は、1.5~3万円程度です。

4:障子やふすまなど建具の補修

障子やふすまなど建具の補修もDIY可能です。最近では建具の補修キットも販売されており、簡単に補修できるでしょう。

補修キット以外にも、リメイクシートを貼って補修するという方法もあるので、自分好みに建具をデザインすることも可能です。建具をDIYで補修するときの費用目安は、1.5~3万円程度です。

専門家に依頼すべきリフォーム7つ

専門的な知識や資格が必要なリフォームは、DIYで行うことはできません。ここからは、業者に依頼すべきボロ屋のリフォームについて紹介します。

ボロ屋のリフォーム内容と照らし合わせてみましょう。

  • 資格が必要な電気配線工事
  • 撤去してはならない構造がある壁の撤去工事
  • 根本的な修繕が必要な雨漏り工事
  • 業者の見極めが重要な耐震工事
  • 省エネに必要な断熱工事
  • 専門的な知識が必要な水道工事
  • 骨組み以外を撤去するスケルトンリフォーム

1:資格が必要な電気配線工事

電気配線を工事するには、資格が必要です。したがって、電気配線工事するときは、業者へ工事を依頼する必要があります。素人が電気配線を工事すると、火災や漏電を起こす可能性もあり、大変危険です。自分でリフォームせずに、専門の業者に依頼しましょう。

電気配線工事にかかる費用は規模により違いますが、工事個所1か所につき1~2万程度です。

出典:電気工事の安全|経済産業省

2:撤去してはならない構造がある壁の撤去工事

耐力壁や筋交いなど、撤去してはいけない壁は注意が必要です。撤去してはいけない壁を誤って撤去してしまうと、建物の耐震強度に影響を及ぼします。

撤去してよい壁かどうかは、素人では判断がつかないため、壁を撤去する場合は、業者へ依頼しましょう。壁の撤去費用の目安は、5万円程度です。

3:根本的な修繕が必要な雨漏り工事

天井の壁紙が浮き上がっていたり、天井にシミがあったりする場合は、雨漏りの疑いがあります。雨漏りをしている場合は、屋根や構造体の根本的な修繕や修理が必要です。

屋根の工事費用は、規模により大きく変動しますが、150万円程度かかります。

4:業者の見極めが重要な耐震工事

ボロ家は、耐震基準が設けられる以前に建てられていることが多く、建物によっては耐震工事が必要となります。

耐震工事はDIYリフォームではなく、専門知識のある業者へ依頼が必要です。耐震工事を業者へ依頼するときは、外観からは分からない部分の工事のため、不当な工事費用を請求されないよう、信頼できる業者に依頼しましょう。

工事の規模により大きく変動しますが、耐震工事の費用相場は200万円程度です。

5:省エネに必要な断熱工事

冷暖房の効きを左右する断熱工事も、専門の業者に依頼した方がよいリフォーム工事です。素人が安易に断熱工事してしまうと結露を招き、建物が劣化する原因となるためです。

工事の規模により大きく変動しますが、費用相場は1㎡あたり1万円程度です。

6:専門的な知識が必要な水道工事

水道工事は、専門的な知識と資格が必要な工事です。資格のない人が水道を工事してしまうと、漏水や配線のつなぎ間違いが起こるなど、水道が使用できなくなることもあります。

水道工事費用の相場は、30~50万円程度です。

7:骨組み以外を撤去するスケルトンリフォーム

骨組み以外を撤去するスケルトンリフォームは、工事の規模が大きくなるためリフォーム費用が高額になりがちです。建て替えよりも、費用がかさむことも考えられます。スケルトンリフォームの工事費用目安は、1,000万円程度です。

ボロ家のリフォームを依頼するときのポイント5つ

ボロ家のリフォームを依頼する場合の費用が気になるところですが、後悔のないようにリフォームすることも大切です。

ここからでは、ボロ家のリフォームを業者へ依頼するときのポイントを紹介します。業者へ依頼するときの参考にしてください。

1:新耐震基準で耐震性を診断してもらう

新耐震基準を満たしていないボロ家は、防災面での不安があるだけでなく、耐震補強工事が必要となるため、リフォーム費用が高額となる可能性が高いでしょう。

リフォームを依頼するときは、建物の倒壊を防ぐために耐震補強工事が必要となるかどうか、新耐震基準で耐震診断をしてもらいましょう。

出典:建築関係法の概要 |国土交通省

2:グリーン住宅ポイントを活用する

ボロ家をリフォームするなら、グリーン住宅ポイントを活用しましょう。グリーン住宅ポイントとは、一定の基準をクリアしてリフォームすると、ポイントがもらえる制度です。

もらったポイントは、特定の商品や追加工事費に利用できます。グリーン住宅ポイントの申請期間は、2021年3月29日~2021年12月15日までです。

出典:グリーン住宅ポイント制度について|国土交通省

3:国や政府のリフォームへの支援制度を調べる

リフォーム工事の内容によっては、国や政府から補助金を受けられる制度や、税金の控除を受けられる制度があります。ボロ家のリフォームを業者に依頼する前に、利用できる制度があるかどうか、国や政府のリフォーム支援制度について調べておきましょう。

出典:消費者向け情報|一般社団法人住宅リフォーム推進協議会

4:断熱性と気密性に注意して工事を依頼する

ボロ家のリフォームを依頼するときは、高断熱、高気密となるよう工事を依頼しましょう。築年数が経ったボロ家は、隙間風が入りやすくなっています。そのため、壁に断熱材を補強する、窓を二重サッシにするといった、断熱性や気密性を高める工夫が必要となります。

このような工事をしてもらえれば、冷暖房の効きがよくなるので快適に過ごせ、また光熱費の節約にもなります。

5:配管の安全も確認する

ボロ家をリフォームする前に、配管の安全も確かめておきましょう。特に水道は老朽化が目立ちにくいため、できるだけ早く修繕しておきたい場所です。

昔の水道管は鉄を利用しているため、放っておくと菅の中がさび、赤さびの混じった水がでる、または水漏れの原因となるからです。

特に築30年をこえているボロ家は腐食や水漏れを起こすことが多くなるため、できるだけ早く配管を交換しましょう。

ボロ家をDIYリフォームする際の5つの注意点

前述したとおり、ボロ家はDIYリフォームが可能です。DIYリフォームをすればリフォーム費用を抑えることもできます。

では、ボロ家をDIYリフォームするときは、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか。ここからは、ボロ家をDIYリフォームする際の注意点を紹介します。

  • 家賃減額請求を受けないように注意する
  • リフォームに時間をかけすぎない
  • 物件を探すときに建物の状態を確認する
  • 追加工事が必要になる場合の予算も考える
  • 難しい工事は業者に頼む
  • 建築基準法や都市計画法に注意する

1:家賃減額請求を受けないように注意する

ボロ家をリフォームするときは、家賃減額請求を受けないように注意してリフォームしましょう。

借りている物件に不具合が起きた場合、物件を借りている人は家賃減額請求する権利があります。入居者に被害があった場合は、家賃減額請求だけでなく、損害賠償を請求されることも考えられます。

簡単にDIYリフォームできると思って挑戦してしまうと、このような思わぬ事態を招くこともあるため、自分でのリフォームは難しいと判断した場合は、業者に依頼しましょう。

出典:貸室・設備等の不具合による賃料減額ガイドライン|公益財団法人日本賃貸住宅管理協会

2:リフォームに時間をかけすぎない

ボロ家を投資物件として利用するのなら、リフォームに時間をかけすぎないようにしましょう。業者にリフォームを依頼すれば3ヵ月程度で終了しますが、DIYする場合は隙間時間をみつけてリフォームしていくため、6ヵ月以上かかる場合もあります。

ボロ家を投資物件と考えた場合、リフォーム期間は家賃収入がないため、リフォーム期間が長いほど損失となることを念頭に置いておきましょう。

3:物件を探すときに建物の状態を確認する

ボロ家は外観がきれいであっても見えない部分で問題を抱えていることも考えられるため、建物の状態も確かめておきましょう。

購入したボロ家が構造部分で問題を抱えていた場合、リフォームできない、リフォーム費用が高額となることも考えられます。

4:追加工事が必要になる場合の予算も考える

ボロ家のリフォームは規模によりかかる費用が異なります。また、工事途中で追加工事が必要となることも考えられるため、追加工事が発生しても良いように予算を組むことが必要です。

追加工事は基礎部分での補強、新しい設備の導入などが考えられます。なお、追加で高電圧設備が必要となる場合も、高額となることを覚えておきましょう。

5:難しい工事は業者に頼む

水道工事や電気工事など、資格が必要な難しい工事は、業者へ依頼します。資格が必要な難しい工事を素人がしてしまうと、補修費用が高くつくだけでなく思わぬ事故につながるためです。

6:建築基準法や都市計画法に注意する

ボロ家をDIYリフォームするときは、建築基準法や都市計画法に注意しましょう。床面積や高さによっては、建築基準法により工事申請が必要です。また、都市計画法により工事の内容によっては、希望通りにリフォームができないこともあります。

出典:建築基準法 第六条|e-gov法令検索

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DIYと業者を併用してボロ家をリフォームしよう

ボロ家はDIYリフォームが可能ですが、工事の内容によっては業者に依頼した方がよいリフォームもあります。

投資物件として活用するためにボロ家をリフォームするときは、低コストを重視しすぎた結果トラブルになることを避けるためにもDIYリフォームと業者のリフォーム、両方を併用しましょう。

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