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株式会社孝建 代表取締役 長谷川孝夫氏　インタビュー

創業してからこれまでのことを教えてください。

開業したのは平成１９年の９月です。
元々全然違う職業についていましたが漠然となにか自分で事業を行いたいという想いがありました。
最初から解体というわけではなく建築のほうで一人親方みたいな感じで始めて、東日本大震災があった年に独立。平成２２年に法人化しました。
開業当時からアルバイトや若い子達が何人かいて解体の復旧作業などをしていました。
ただその当時は弊社も個人事業だったので資格もなにもありませんでした。資格はもちろん建設の許可、産業廃棄物の収集運搬業務なども必要なので
段々と取っていきました。

創業する前は電気工事系の材料を下す問屋さん、民間のメーカーの代理店の営業をやっていて個人事業主となった時、
最初は解体業ではなくハウスクリーニングをしていました。以前勤めてた会社の知り合いの方に手伝いに行かせてもらったりしていて
開業、創業、法人化、この流れも人のご縁があったからこそ繋がったと思っています。
父親がサラリーマンだったので解体とは無縁で、変な話工業高校も出たわけじゃなく資格も何もなく、ただ漠然と自分で何かをやりたいという思いで始まっているので
資格が必要ない職はたくさんあると思いますが、そこでハウスクリーニングに繋がりました。
バイト経験もあったのでできると思い安易な考えではありましたが現実はそんな甘くなかった。

解体業をやっていて一番大変だったのは、今となっては当たり前ですが資格を取得するまでのノウハウだったり経験値だったりどうしても時間が経たないとできない、
仕事を受注するにあたっても資格は必要だし、２代目３代目で続いてる会社じゃないので裸一貫でやってきたところもあってそこが大変でした。
そこはどうしても人の手助けを借りてできるものではないし苦労というか、歯がゆかったです。人のつながりで仕事をもらえても資格の問題でできなかったり
仕事したくてもできないっていう状況が苦しい時はありました。

お仕事で大切にされていることはなんですか？

対お客さん、相手がいての仕事。
100％納得してもらうのは難しいと思いますが、やっぱり近隣への配慮、ほこりがでたり音も大きいので最初の工事が始まる前に余裕をもって挨拶する事は
徹底しています。
我々業者としての専門的な観点からお話させていただいて、できるだけ納得してもらう。できるだけ速やかに安全にやる事を心掛けています。
建て替えの場合、解体した後も生活があるのでそこは我々業者の方が配慮すべきところだと思っています。解体はスタートの業者でもある、とっかかりの業者だし
最初が肝心だと思ってもいるので近隣の方の迷惑やストレスに感じるかもしれない部分を少しでも解消できればなと思っています。

会社や現場の雰囲気はどうですか？

従業員は２２人います。
年齢はバラバラ下は２０歳上は６０歳、一人作業ではないので自分の現場だけじゃなく終わったあとの雑談やグループLINEで現場のリーダーが写真をアップして
自分たち以外の他の現場の進捗などを共有しています。
僕自身はどちらかというと現場の作業よりも確認だったり、見積に行ったり営業が5，6人いるわけじゃないので着手前から気になる点だったりを確認しに行ったり、
第三者の目で工事の進め方を見たりしています。 創業当時から一緒に働いてるのが４人いて、10年選手も働いてくれています。

御社の強みを教えてください。

自社の従業員のスキルが平均して高いです。学校関係、市役所関係の内装解体をメインでやっていたこともあるので内装解体が得意です。
現場での作業の班分けを毎回同じじゃなくいろんなパターンで臨機応変に組むことで幅広く経験値を積めるので従業員全員が自分の得意分野のスペシャリストに
なっていって欲しいとも思っています。

今後の目標はありますか？

会社としてなにかを与えるんではなく、あくまでもこのフィールドで、 ２２人を倍にしたいとか数や数字だけが広がっていくんではなくて
みんなで内容を濃くしていきたいと思っています。

その他アピールしたいことはありますか？

当たり前のことを当たり前にすること例えば近隣に関してだったり。
周りの環境にその時その時の状況に応じて柔軟に対応できるように心がけています。経験を生かしてできる限り迷惑をかけることなく、そこを強く思って仕事しています。

何代も続いた家だったり苦労して建てた新築の家だったり、一つ一つの思い出が詰まった家を最後に解体するときに、家を壊したことで
トラブルだったり近隣と揉め事がないように、その思い出が最後までいい思い出として終わるように。その時その時の施主の思いをしっかり知った上で
嫌な思いをさせないように工事をします。

長谷川孝夫氏 　プロフィール

株式会社孝建　代表取締役

趣味　車　バイク　子供のバスケットボール試合の観戦