富士産業株式会社の会社情報・口コミ・評判

富士産業株式会社 代表取締役 カヤオヌル氏・取締役 茅 佳枝氏　インタビュー

創業してからこれまでのことを教えてください。

2015年から人材サービスを個人やってて途中から主人に手伝ってもらうようになり、主人がもともと自分の国で解体をやっていたこともあって2017年に法人の設立と同時に解体業を始めました。
今は解体をメインでやってて、人材サービスの方は昔からのお客さんしかとっていない状態です。
創業時は外国人と女だからと人種差別もあり仕事を取るのにもなめられてましたね。あからさまには言われないんですけど雰囲気から差別を感じました。
今でも個人のお客さんから言われることはあるんですけど、法人化もして2020年に建設業許可を取って経験も積み重ねてきてるのでちゃんとしてる会社ですねって風にだんだん広まってきています。

仕事で大切にされていることはありますか？

怪我をしないよう安全にという事と、近隣の方にご迷惑をかけないようにあいさつ回りをする等の配慮をする事です。
外国人だから産廃とかもその辺の山に捨てちゃうんじゃないかと思われがちなんですけど、産業廃棄物の収集運搬の許可も持ってるので問題ありません。そんなことしたら建設業許可取り消されちゃいますから絶対にしないです。

会社や現場の雰囲気はどんな感じですか？

事務員が日本人女性3人・現場に出るのは基本男性6人で仕事していて、忙しいときは人材サービスをやってた時の知り合いにお手伝いを頼んで来てもらってます。
従業員は全員20～30代と若いので仕事も早くて、日本人が嫌がるような危険だったり汚い仕事でも全然平気でやってくれるまじめな人達が揃っています。
雰囲気はとても良くて、年中バーベキューするくらい仲がいいです。
重機置き場でバーベキューをしてるんですけど、裏の近隣住民の方が一緒に参加することもありますよ。

また、今年の夏は特に暑くて熱中症の危険があったので現場を半日で切り上げる等、より働きやすい環境づくりも徹底しています。

会社の強みはありますか？

営業力ですね。
0から、というよりむしろマイナスからお仕事を取り始めての今なので普通じゃできないと思います。

後、お客さんの要望に合わせてお仕事をしています。
お客さんが心配しがちなのは見積以外の諸経費ですが、うちは基本見積金額通りで請け負ってます。
掘って出てきたものがうちで負担できないくらい多かったり大きかった場合はお客さんにどうしますか？と確認しますが、昔建ってた家の基礎とかごみが埋まってたりとか、ちょっとくらいものならうちで負担できるのでお客さんは呼ばないし請求もしてないですね。
うちは処分場と何件も契約してて、安い処分場が見つかればその分見積も安くできるんです。
なので現場近辺の処分場を使うというよりは多少遠くても安い処分場を探して使うようにしてます。
お客さんから、
「予算これくらいでこれ以上は出せない。」
「富士産業さんでやってもらえなかったらこのままの状態。」
等頂くこともあって、そういう時はお客さんの予算に合わせた見積で作成することもありますよ。

今後の目標があれば教えてください。

2022年に不動産業の許可もとったので、解体後そのまま売ってほしいというような要望にもこたえていきたいです。お年寄りのお客さんとかだと解体だったり売却だったりで色んな業者使わなくちゃいけなくて大変だから、そこを1つの会社に任せることが出来ればお客さん的にも安心だし手間もかからない為、お仕事をいただくのは不動産屋さんからではなく個人のお客さんだけにしようと思ってます。

最後に御社がアピールしたいことがあれば教えてください。

解体時に出るコンクリートの基礎を砕石して、解体した後の駐車場を作る材料に再利用することでコストの削減につながる為、もっとお客さんを増やしていきたいです。
それに伴って機械が必要になるんですけど、自社の置き場が1200坪あるので新しいことも大体何でもできちゃうんです！

カヤオヌル氏・茅 佳枝氏　プロフィール

カヤオヌル氏 代表取締役・茅佳枝氏 取締役