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沖縄県の解体工事事情について

沖縄県は東シナ海と太平洋に挟まれていて、日本で最も西にあります。与那国島の北北西端にあるトゥイシという場所が日本最西端の地点です。
沖縄本島、宮古島、石垣島など多くの島々で構成されています。

最東端から最西端までは約1,000km、最北端から最南端までは約400kmと、広大な県域があります。
南西諸島は鹿児島県から台湾近くまであります。
ほぼ全域が亜熱帯気候で、一部は熱帯気候です。年間を通して温暖な気候で、最低気温が氷点下以下になることはほとんどありません。
生物に好適な気候に恵まれているため、貴重な動植物が多いです。沖縄本島北部には山原と呼ばれる森林が広がっていて、ノグチゲラ、ヤンバルクイナ、ヤンバルテナガコガネといった天然記念物などの貴重な生物が生息しています。

県民人口の約9割が沖縄本島に集中していて、さらに本島の中南部に県人口の8割が集中しています。那覇市中心部は三大都市圏に匹敵する人口密度です。

沖縄県は日本で数少ない人口が増加している県ですが、一方で離島地域、宮古地域では人口が減少傾向にあります。
高齢化が要因となる空き家は全国一少ないですが、県内の持ち家におけるリフォーム状況は全国と比較して低く、老朽化の進んだ建物が多くあります。今後はこのような建物を中心に 解体工事が進められると考えられます。

沖縄県内の解体工事の相場は、以下の通りです。

沖縄県の年度別・解体費用相場

沖縄県の建物本体の解体費用坪単価、総額の坪単価の推移です。
沖縄県内では、5年前に比べ建物本体の解体費用坪単価が28.6%、総額の坪単価が19.1%上昇しており、なおも上昇傾向にあります。
背景には沖縄県内の廃棄物の処理費用の高騰、人材不足による人件費の高騰、解体需要の高まりにより依頼が殺到していること、などが考えられます。
来年度以降も解体費用は上がり続けると予想されます。

沖縄県の木造住宅解体工事の坪単価相場

沖縄県では、坪数が少ないほど、1坪当たりの費用も高くなってしまう傾向があります。

沖縄県の鉄骨(S)造住宅解体工事の坪単価相場

アスベストを含む建材を使用している場合や、重機を使えない狭い場所での解体の場合は、手壊しでの対応となるため、この金額よりもあがってしまう傾向があります。

沖縄県の鉄筋コンクリート(RC)造住宅解体工事の坪単価相場

やはり、木造や鉄骨造と比べると、鉄筋コンクリート(RC)造住宅の解体工事費用は大幅にあがるということを覚えておきましょう。

沖縄県の解体工事の重視するポイントは「金額」と「品質」

沖縄県に限らず、解体業者を選ぶ際に必ず注意したい点は、金額にばかり目を向けすぎてはいけないということです。
必ず金額と品質の2つの視点で業者を評価しましょう。

複数の見積もりはとること

建て替えをする場合や、普段から付き合いのある不動産業者がある場合は特に見落としがちですが、付き合いや紹介だから、という理由で1社を信頼しすぎるのでなく、複数の業者の見積もりは必ず取りましょう。解体工事費用の一括査定サイトはこの点で優れています。一度申込みをするだけで、あなたの情報が登録業者に一斉に送られ、5～10社の業者からどんどん現地見積もりの連絡が届くという仕組みです。強引な営業をされることは少なくなりましたが、多くの業者からひっきりなしに電話がかかってくることがほとんど。比較的時間に余裕のある方や、知識があって各業者の調整をうまくできる方向けのサービスといえるかもしれません。

安すぎる工事見積りには注意が必要

解体工事に限った話ではありませんが、やはり極端に安い見積もりを出してくる会社には注意をした方がいいでしょう。
本来かかる費用を含めずに契約をし、後から値上げを要求したり、人員を減らして手抜き作業などする業者も中にはいるので、極端に安い業者も避けた方がよさそうです。
実は解体工事にかかる費用の多くは、建物を壊した後に出る木材などの廃棄にかかる費用。ここを安く済ませるために、違法な投棄をする業者も沖縄県内には未だに存在するといわれています。確認せずに発注してしまったあと、責任を問われてしまう可能性だってあるのです。必ず、同じ条件で出された費用と相場は比較すべきです。

沖縄県の解体工事補助金・助成金は

沖縄県には解体工事の際に申請することで使用できる補助金・助成金があります。
正しく申請して受け取ることで、解体工事にかかる費用を抑えることができます。
詳細は下記の各市町村別ページから確認してください。