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福岡県の解体工事事情について

福岡県は、九州地方北部に位置し、九州地方にある県の中では最も人口が多い県です。県庁所在地の福岡市は、九州地方最大の人口である都市で、西日本においても大阪市に次ぐ人口です。福岡市と北九州市の2つの政令指定都市があります。

北部は日本海、東部は瀬戸内海、筑後地方は有明海に面しています。県の中心部に筑紫山地が連なっていて、筑後川・矢部川・遠賀川流域、宗像地域、京築地域には平野が広がっていて水田地帯が多くあります。

壱岐や対馬をはさんで韓国があり、韓国南部の主要都市である釜山までは福岡市から直線距離で200km程度の距離です。中国の上海市までは850km程度で、いずれも東京より近いです。このように近隣諸国の主要都市が約1,000km圏内に存在するため、韓国や中国、台湾などのほか東南アジアからの観光客が増加しています。

福岡市は人口が増加していて、近年は全国の政令指定都市の中で人口増加率がトップとな っています。
一方、北九州市では人口が減少していて、高齢化も進行しています。このようなことから空き家が増えています。2018年の調査では空き家率が全国の政令指定都市の中でワースト2位という結果になっています。このような地域を中心に空き家の解体工事が進められると予想されます。

福岡県内の解体工事の相場は、以下の通りです。

福岡県の年度別・解体費用相場

福岡県の建物本体の解体費用坪単価、総額の坪単価の推移です。
福岡県内では、5年前に比べ建物本体の解体費用坪単価が28.6%、総額の坪単価が19.1%上昇しており、なおも上昇傾向にあります。
背景には福岡県内の廃棄物の処理費用の高騰、人材不足による人件費の高騰、解体需要の高まりにより依頼が殺到していること、などが考えられます。
来年度以降も解体費用は上がり続けると予想されます。

福岡県の木造住宅解体工事の坪単価相場

福岡県では、坪数が少ないほど、1坪当たりの費用も高くなってしまう傾向があります。

福岡県の鉄骨(S)造住宅解体工事の坪単価相場

アスベストを含む建材を使用している場合や、重機を使えない狭い場所での解体の場合は、手壊しでの対応となるため、この金額よりもあがってしまう傾向があります。

福岡県の鉄筋コンクリート(RC)造住宅解体工事の坪単価相場

やはり、木造や鉄骨造と比べると、鉄筋コンクリート(RC)造住宅の解体工事費用は大幅にあがるということを覚えておきましょう。

福岡県の解体工事の重視するポイントは「金額」と「品質」

福岡県に限らず、解体業者を選ぶ際に必ず注意したい点は、金額にばかり目を向けすぎてはいけないということです。
必ず金額と品質の2つの視点で業者を評価しましょう。

複数の見積もりはとること

建て替えをする場合や、普段から付き合いのある不動産業者がある場合は特に見落としがちですが、付き合いや紹介だから、という理由で1社を信頼しすぎるのでなく、複数の業者の見積もりは必ず取りましょう。解体工事費用の一括査定サイトはこの点で優れています。一度申込みをするだけで、あなたの情報が登録業者に一斉に送られ、5～10社の業者からどんどん現地見積もりの連絡が届くという仕組みです。強引な営業をされることは少なくなりましたが、多くの業者からひっきりなしに電話がかかってくることがほとんど。比較的時間に余裕のある方や、知識があって各業者の調整をうまくできる方向けのサービスといえるかもしれません。

安すぎる工事見積りには注意が必要

解体工事に限った話ではありませんが、やはり極端に安い見積もりを出してくる会社には注意をした方がいいでしょう。
本来かかる費用を含めずに契約をし、後から値上げを要求したり、人員を減らして手抜き作業などする業者も中にはいるので、極端に安い業者も避けた方がよさそうです。
実は解体工事にかかる費用の多くは、建物を壊した後に出る木材などの廃棄にかかる費用。ここを安く済ませるために、違法な投棄をする業者も福岡県内に未だに存在するといわれています。確認せずに発注してしまったあと、責任を問われてしまう可能性だってあるのです。必ず、同じ条件で出された費用と相場は比較すべきです。

福岡県の解体工事補助金・助成金は

福岡県には解体工事の際に申請することで使用できる補助金・助成金があります。
正しく申請して受け取ることで、解体工事にかかる費用を抑えることができます。
詳細は下記の各市区町村別ページから確認してください。