爆破解体は日本の建物に不向き?必要な資格や代わりの工法も紹介!

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爆破解体とは、どのように建物を解体する工法かについて紹介します。爆破解体に資格が必要であることや、日本では爆破解体が不向きである理由についても詳しくまとめました。国内でビル解体する場合、代わりとなる工法についても記載しているので、参考にしてください。

爆破解体は日本の建物に不向き?必要な資格や代わりの工法も紹介!

爆破解体の方法や日本国内での実情が知りたい!

ビルや建物を解体する際に使われる、爆破解体。爆破解体の方法とはどんなものかを、詳しく解説していきます。また爆破解体を行う際に、必要な資格なども紹介します。

爆破解体をしっかり理解しつつ、日本国内での爆破解体の現状を知ることが重要です。爆破解体以外にも、建築物解体の方法は存在します。その他の解体方法についても、詳しくまとめました。爆破解体、そして爆破解体に代わる方法についても学び、解体について理解を深めていきましょう。

爆破解体の方法や日本国内での実情が知りたい!

爆破解体の方法

爆破解体の方法は、火薬を爆破させることで建物を破壊する方法です。爆破解体の種類は、大きく分けて2種類に分けられます。

1つ目は、内部装薬という方法。建物に穴をあけ、その穴に火薬類を詰めて爆破解体する方法です。2つ目は、外部装薬と呼ばれる方法。建物の表面に火薬類を張り付けて、爆破解体する方法になります。

爆破解体のメリット

爆破解体は建物を無闇に壊すわけではありません。爆破解体のメリットは、破壊対象物を確実に破壊・粉砕をすることができる点です。また、破壊した際の周りへの被害を最小限に抑えることもできます。

内部装薬のメリットは、建物内部で爆発するため、爆発のエネルギーが逃げず、効率よく解体できることです。外部装薬のメリットは、内部装薬での解体が、難しい箇所を破壊する際に、代わりに使用できる部分です。

爆破解体のデメリット

爆破解体のデメリットは、簡単に使える工法ではないことです。日本では爆発に対する法規制が厳しいため、簡単に爆破解体ができません。そのため国内では採掘現場や、ダムの建設現場で使用されることが多いです。

また、爆破によって建物から、ホコリや瓦礫が飛散します。瓦礫などが飛び散ってしまい、隣接する建物に損害がでる可能性も問題点のひとつです。

また、日本の建物は頑丈に作られています。そのため確実に破壊し、最小限の被害になるような火薬量の調整が難しいです。火薬の量を失敗してしまうと、とても危険なので細心の注意を払って、慎重に行わなければいけません。

理想的な爆破の条件

爆破解体に理想的な条件はいくつかあります。まずつ目は立地です。爆破解体は瓦礫などが飛び散るので、周辺にビルや建物がない立地を必要とします。万が一、周辺に建物があると被害が及ぶ可能性があるので避けることをおすすめします。

2つ目は、日本の建物の頑丈さです。日本の建物はとても頑丈のため、かなりの量の火薬類を使い解体します。そのため爆破規模に合わせた安全面の準備をするのが理想です。業者やそれに関する人が、安心して作業するためにも、その場に合った重機を用意しましょう。

爆破解体のプロ「発破技士」

爆破解体に必要な国家資格

爆破解体は、どんな業者でも行えるものではありません。爆破解体は、ダイナマイトなど危険物を取り扱うため、法律で決められた業者しか行うことができません。

爆破解体を行う場合には、国家資格が必要となります。爆破解体に必要な国家資格とは、発破技士という資格です。

発破技師は爆破解体の監督業務や、自ら現場での爆破作業を行います。爆破物に対する知識だけでなく、建物や立地についても詳しくなくてはいけません。 出典:労働安全衛生法及びこれに基づく命令に係る登録及び指定に関する省令(安全情報センター)

正しい知識と的確な判断力を求められる

爆破解体はただ爆破して解体すればいいものではありません。工事関係者、周辺住民などの安全面を考える必要があります。そのためには、火薬に対する深い知識は重要です。

火薬の取り扱い方を正しく理解し、最も安全な爆破方法を考えるための計算力も必要です。また、安全面を確保するための、判断力と慎重さも忘れてはいけません。念入りな計画と準備をして、作業中も慎重に行う力が求められます。

火薬の管理には別の資格が必要

発破技士の資格だけでは、火薬の管理ができません。これは火薬類取締法で定められています。そのためには決められた資格を取るため、試験を受けなくてはいけません。

日本で火薬の管理をするには、火薬類取扱保安責任者資格が必要になります火薬取り扱い保安責任者資格があれば、火薬庫(1年間の貯蔵20T以上)や火薬類の消費場所(1ヶ月に1t以上)を保安する責任者となることができます。出典:火薬類取扱保安責任者(経済産業省)

爆破解体は日本の建物に向いていない

日本での爆破解体はごく一部の構造物に限られている

日本では爆破解体は、現在あまり行われていません。理由としては国内の建物が、爆破解体に向いていない、条件であることがあげられます。また、火薬などの取り扱いも法律で定められており、容易にできる解体方法ではないからです。

日本国内で爆破解体が最後に行われたのは、1992年。琵琶湖湖畔の「木の岡レイクサイドビル」で行われた爆破解体です。この解体の当日には、4万人の観衆が訪れました。

爆破解体が日本で行われない理由①建物が密集している

日本で爆破解体が行われないのには、理由があります。それは日本全体で建物が密集していることが多いからです。海外に比べて日本はほとんどの建物が近い距離にあります。

爆破解体は爆破の際に瓦礫やほこりが飛散します。解体するビルなどの近くに建物があると、大きな被害の可能性が大きいのです。建物同士の距離が離れているビルは数少ないため、日本では爆破解体はあまり行われません。

爆破解体が日本で行われない理由②建物の造りが頑丈

日本は地震が頻繁に起きやすい国です。そのため、地震対策がしっかりした建物が多い傾向があります。地震対策がしっかりしている建物は、必然的に作りも頑丈になっているのが特徴です。

また、老朽からくる事故を防ぐために、耐久性もしっかりしています。以上の理由で、日本で作られた建物は、とても頑丈です。

そのため、爆破解体する際には、大量の火薬類が必要となり、爆破規模も大きく危険性も高まります。しっかりと作られた建物を爆破する際には、大きな危険性を伴い、周囲へのリスクも大きくなります。これらのことが、国内で爆破解体が行われない理由です。

火薬に対する法規制の厳しさも影響

日本は海外と比べて、火薬に対する規制も厳しいです。火薬を取り扱いできる人、保管できる人が限られてしまうため、簡単に行える解体工法ではありません。

火薬を取り扱うための資格などを、取得する手間などもあります。そのため、解体の際に爆破解体を選択する業者は数少ない状態です。出典:昭和二十五年法律第百四十九号 火薬類取締法(経済産業省)

過去には建物の爆破解体も行われていた

日本ではあまり行われない爆破解体ですが、市街地でのビル爆破解体を行ったことがあります。ホテルとして建設されていた11階建てのビルです。資金難のため工事が中断し、20年以上放置された、幽霊ビルとなっていました。

1992年、当時所有していた会社がダイナマイトを使用した爆破解体を決めました。国内で市街地でのビル破壊は初でした。テレビ中継なども行われ、約4万人が見物したと言われています。

爆破解体を行わない日本で用いられる工法

低公害な「静的破砕剤注入工法」

静的破砕剤注入工法は、建物内に機会を搬入して解体をする方法や、水と性的破砕剤と使い膨張圧で破壊する方法です。

この工法であれば、密集地帯の解体作業でも近隣への被害を最小限に抑えることができ、体力の火薬を使わないため比較的安全です。また、膨張圧を利用しての破壊の為、静かにゆっくり壊していきます。解体に発生する騒音や振動を抑えることができるのです。

近年注目の「小規模爆破工法」

小規模爆破工法とは、小さい口径と少量の爆薬で小規模な爆破破壊の事を指します。限定的な発破が可能の為、破壊したい場所をピンポイントで破壊する事が可能です。

また少量の爆薬の為、爆破音や振動を抑えることができ、党首防護シートで飛散物を完全に防ぐこともできます。小規模爆破工法は、安価に安全な発破を短時間作業で行うことができる工法なのです。

爆破解体以外のビルの解体方法

方法①階上解体

階上解体とは、大型クレーンなどでまず重機を建物の屋上にあげます。そして重機を使い、上から順番に解体していく方法です。重機自体もとても重たいため、床面が崩れないように補強をしたり、細心の注意を払う必要があります。

また上から解体していくため、解体時に発生する瓦礫やほこりなどにも注意が必要です。しっかりと養生をして、周りへの被害を最小限にしなくてはいけません。上部の解体が終ったら、コンクリートガラでスロープを作り、重機を移動させます。

階上解体は、比較的ポピュラーに用いられる方法です。外側から見たときに、上部に重機が上に乗っかって見えるのが特徴です。

方法②地上解体

地上解体は、地上に大型の重機をおいて解体する方法です。そして地上から重機を使いビルの上部から解体していく工法です。階上解体と比べて、地上での作業なので重機を乗せる床の強度に注意を払う必要がなくなります。

地上解体で使用される重機は、先端にカメラがついています。その他にもオペレーターが作業しやすい環境や装備が整っています。一定の圧力がかかり、危険な状態になった時には、アラームが鳴るなど、安全面の装備も万全です。

方法③だるま落とし式解体

だるま落とし式解体は、まず柱をジャッキで支えます。その後下の階から、だるま落としの様に崩して解体をしてく方法となります。この工法は、赤坂プリンスホテルの解体工事で使用されました。

当時の工事の経過を記録し、ホテルが縮んでいく様をコマ回しにして映像化されました。このホテルの解体工事で、この工法は一躍有名となりました。ニュースなどでも取り上げるほどでした。

現在ではジャッキの安全性や耐久性が、かなり良く改良されています。そのため以前よりも安全性の高い解体工法として知られています。

方法④ブロック解体

ブロック解体とは、最初に大型のクレーンをビルの一番上に取り付けます。そして一階ごとにブロックにしていき、そのブロックを上から解体していく工法です。

ブロック解体は主に、高層ビルでの解体作業によく使われる解体方法です。理由としてはビルの高さに関係なく、解体作業できるからです。

この工法を使う際の養生足場はいくつか方法があります。1つは全体を囲う方法です。もう1つは解体する階の上下だけを囲う方法になります。解体する階の上下だけを養生している場合は、解体状況を観察することができます。

方法⑤上部閉鎖式解体

上部閉鎖式解体は、初めに建物上部にクレーンを設置します。その次に、上部から囲んでいき解体をしていく工法です。

建築廃材なども併せて解体をしつつ、重機のクレーンを使いおろしていくため、騒音が少ないメリットがあります。また、粉塵が飛び散る危険性なども低いのも良い点です。

クレーン自体は移動可能なので、上の階の解体が終ったら、下の階に移動することが可能です。そのため、階層ごとに徐々に解体することができます。

爆破解体はリスクが大きいため日本では他の解体方法が主流!

爆破解体は、多くの火薬などを使ってビルなどを解体する方法です。爆破解体は瓦礫やホコリが飛び散る可能性が多くあります。また、日本での火薬の取り扱いは法律で厳しく定められています。

そのため、建物が密集している国内ではあまり爆破解体は使われません。解体の際には爆破以外のさまざまな方法を使用して、解体していくのが主流となります。爆破解体以外の解体方法には、それぞれの特徴があるため建物や立地に合った解体方法を行います。

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