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看板の撤去をするときの業者の選び方
看板撤去を依頼できる業者は、町の看板屋さんか、解体業者もしくは土木業者になります。看板を設置してくれた業者に依頼してみるのもいいでしょう。
看板だけの撤去なら看板を専門に扱っている看板店がおすすめです。看板の設置も撤去も専門で詳しいため安心して任せられます。支払いが高額の場合は、クレジットカードなどで対応してくれる業者もあります。
解体業者に頼む場合は、看板の撤去のほかに物件やお店などを解体するとき、もしくは看板を建てるための基礎工事がしっかりしていて、看板店では扱えないようなときです。
また費用が高額になるケースもあるので、ローンや分割で支払いできるか確認しておくといいでしょう。
看板の撤去費用における目安11個
看板の撤去費用は看板の種類や素材、立地条件、基礎工事の規模などでかかる費用が異なります。主な看板、11種類のそれぞれにかかる費用と、看板の特徴などを解説します。
1:袖看板の場合
袖看板はビルによく見られる看板で、建物の外壁に取り付けるタイプや支柱から設置するタイプがあり、突き出して設置してあることから突き出し看板とも言われています。
大人が一人で持てるサイズから大きいサイズまでありますが、建物が密集した都市部や、抜け道などの狭い場所に多い看板です。
撤去費用は、10,000円から30,000円程度になります。
2:壁面看板の場合
建物の外壁に直接パネルを取り付ける看板で、大きなビルや店舗でよく見られます。街を歩けばどこにでも見られる看板です。
撤去費用は15,000円から30,000円ほどですが、看板の処分費を含めると8,0000円以上です。高所にある看板や、作業しづらい立地条件の場合、費用がさらにかかります。
3:スタンド看板の場合
お店の前に置いてある自立型の看板です。飲食店のお店の前などで、メニューを載せたり、パンフレットが置かれている看板や、電飾入の大きな看板などもあります。
撤去費用は自分で処分できる場合は無料でできます。また、業者に頼むとおよそ10,000円以上掛かります。
4:内照式看板の場合
看板の内側に蛍光灯などが内蔵されていて、夜間でも目立つように作られた看板です。コンビニや深夜営業するお店によく見られます。
中の電飾により撤去費用は変わってきますが、看板の素材であるアクリルなどの処分費用はそれほど高くありません。撤去費用は15,000円から30,000円程度になります。
5:野立て看板の場合
病院やホームセンターなどの看板によく使われている看板で、車や電車での移動中によく見られる交通量の多い道路や田畑に設置してあります。
看板はポールなどで支えられ地面から自立しているため、ボールサイン、自立サインとも呼ばれます。素材は木材、金属、プラスチックなど看板の置かれた条件によって様々です。
撤去費用は看板の撤去のみだと、15,000円から30,000円程度ですが、基礎工事をしている場合、基礎撤去費用など含めて100,000円以上になることもあります。
6:テント看板の場合
個人飲食店やビルの1階にある路面店によく見られる看板です。雨よけ、日よけの役割も果たしテントで出来た看板はほとんどテント看板と定義されます。
撤去費用は、10,000円から30,000円程度ですが、処分費用込みですと80,000円から100,000円程度になります。
7:欄間看板の場合
お店入口の真上に設置される看板で、照明にもなります。また看板の幅が広く目立つため、お店のシンボルマークの役割もはたします。別名パラッぺトサインと呼ばれています。
撤去費用は30,000円から50,000円程度になります。
8:文字看板の場合
文字看板とは、英語や漢字、数字などの文字を立体的に浮かび上がらせて壁面に貼り付けた看板になります。
スペースを選ばず設置できる特徴があり、素材はステンレスや低発泡ウレタン樹脂を使用したものが主流です。
ステンレス切文字看板、カルプ切文字看板などとも呼ばれています。
撤去費用は、10,000円から20,000円程度です。
9:ウインドウステッカーの場合
窓やガラスに文字、ロゴなどを印刷したスッテカーを貼り付ける看板です。簡易的でホームセンターなどでも売買されていて、季節によって張り替えたり、文字をアレンジすることが容易にできます。
撤去費用は自分で剥がすこともできるため、無料でできることもあります。もし業者に頼む場合は、剥がす面積が広ければ20,000円程度になります。
10:広告塔・屋上看板の場合
ビルやマンションの屋上に設置される大型タイプの看板です。看板自体が大きく作業の手間がかかり、場所も高所になるため費用に高所作業費などが加わり高額になります。撤去費用は100,000円から200,000円程度です。
設置場所や撤去作業の条件(例、ガードマンが必要 夜間作業しかできない)などで費用が変動します。
11:懸垂幕・横断幕の場合
デパートのバーゲンセールの案内など、屋上などから垂らして使う様式の看板です。素材は塩化ビニールや、ターポリンと呼ばれるポリエステルがメインのビニール素材の生地が使われます。
撤去費用は20,000円から30,000円程度です。設置場所や看板の大きさの違いで費用は変わりますが、設置や撤去がしやすいため費用が大幅に異なることは少ないでしょう。
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看板の撤去費用が高額になるケース4つ
高所に設置されている看板や、特殊な構造の看板、設置するために基礎工事がなされている看板を撤去する際は、費用が高額になることが考えられます。たとえば、高所作業に必要な車や、作業員の人数を増やさなければならないなどの費用が加わるため高額になるでしょう。
主にどのようなケースで、費用が高額になるのかを解説していきます。
1:足場を組む必要があるとき
足場を組むケースは、人通りの多いところで作業する場合や、看板や資材を落としてしまった際に通行人に危険が及ぶとき、高所作業で作業員の安全を確保する必要があるときです。
足場の規模で費用は違ってきますが、高層ビルなどでの作業は、落下防止対策の防護設備が必要になります。また、業者は作業員を安全に作業させる義務があるため、費用は割高になりやすいでしょう。
2:看板が特殊な構造・素材のとき
看板が特殊な構造や素材のときは、一般的な処分方法と異なるため費用が割高になります。
たとえば5m以上ある大きな看板や、地盤の弱い場所の看板は、普通の基礎工事より深く基礎が設置されている場合などです。そのような場合、基礎を撤去するために重機を使用するなど、大掛かりな工事になることがあり費用が高額になるでしょう。
3:高所作業の必要があるとき
高所の設置された看板の撤去作業は、高所作業車が必要なケースがでてきます。建物の規模が大きいビルに、設置された袖看板や屋上看板の場合は、高所作業車が必要になります。したがって、高所作業車の費用が発生し、さらに高所作業員が必要になるため費用も割増になります。
4:基礎撤去工事の必要があるとき
基礎撤去工事が必要なケースでは、事前の見積もりより費用がかかる場合があります。地中を堀削する基礎撤去工事の場合では、見積もりの段階で、地中がどの様になっているか判断できないため正確な費用が分かりません。
そのため追加作業があった場合、費用が追加されます。
追加の作業終了後に連絡をするような業者もあるので、追加作業の前に費用と状況を連絡してもらうことを確認しておくといいでしょう。
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看板の撤去費用を抑えるには?
撤去費用をなるべく抑えるためのポイントは、複数の業者に見積もりをだしてもらい、十分に比較するといいでしょう。
業者によって得意な作業や苦手な作業もあるため、同じ作業でも業者によって費用は変わってきます。また極端に費用が安い業者の場合は、トラブルにならないためにも信頼できる業者かどうかしっかり見極めることが大切です。
図面や資料を提示する
看板の図面や資料がある場合は、見積もりの段階で業者に提示するといいでしょう。なぜなら、あらかじめ看板の素材や構造、地中の状況を把握していれば、業者は正確な見積もり金額を提示できます。
看板は設置したら、いずれは撤去が必要になる可能性が高いため看板の図面や資料は捨てずに保管しておきましょう。
複数の業者から見積もりを行う
看板の撤去費用は、看板の種類、設置状況、場所などで値段が大きく変動します。そのため、複数の業者から提示された見積もりの平均額を出すことで、適正な撤去費用が分かります。まずは、見積もりを依頼することから始めるといいでしょう。
看板撤去の際の注意事項
看板撤去工事に限らないことですが、工事をまかせる業者を選ぶ際には注意点がいくつかあります。
看板撤去という工事に立ち合う機会は、人生でそう何度もあることではないでしょう。そのため、どんな工程で工事を行うかということもあまり知られていません。「ただ看板を外すだけの作業」と簡単に考えていると、工事のあとの処理や廃棄物の処分をいいかげんに行ってしまう業者にあたってしまい、トラブルに巻き込まれるということもあるのです。
費用はできるだけ安く抑えられればそれに越したことはありませんが、それでずさんな作業をされてしまうことは避けなければなりません。注意点を見ていきましょう。
仕上げ状況を確認する
看板を撤去したあとの地面や壁の状態は、施主としても必ず確認しておきたいところです。地面の穴をきれいに埋めていない、整地が不十分、壁面が汚れたまま、という不十分な状態で工事を完了するような業者では困ります。最後の仕上げまでしっかりと行ってくれる業者選びが重要です。
廃棄物処分について確認する
さらに悪徳な業者になると、撤去した看板や資材を相応な方法で処分せず、不法投棄してしまうケースもあります。業者が不法投棄を行った場合、施主にまである程度の責任が問われる恐れも出てきます。仕上げや廃棄物の処理まで、一貫してしっかり行ってくれるのかどうか、事前にしっかり確認しておきましょう。
安すぎる見積金額に要注意
工事金額は、たしかに安いに越したことはないでしょう。見積を複数社に依頼するのも、できるだけっ費用を抑えたいから行うことです。しかし、相場よりもあまりにも安価で請け負ってくれる業者は危険です。あとから追加費用を請求してきたり、人件費を極端に抑えて危険な作業をしたり、不法投棄を行って廃棄物の処理費用を浮かせたりということをする悪徳業者である可能性が高いからです。
見積をお願いする前に、ある程度の工事費用の相場を知っておくことで、「安すぎて危険だ」ということにも気づけるはずです。残念ながら悪徳業者は近年減ってきているといえども。油断は禁物です。施主として、できるだけのことは気をつけておきましょう。
看板の撤去費用を把握しておこう
看板の撤去費用は場合によっては高額になるケースや、追加費用が発生することもあるため、事前に費用を計算して、最終的に業者の見積もり金額の内訳を確認することが大事になります。
費用を抑えるのも大事ですが、業者との信頼関係がなにより大切です。トラブルに巻き込まれて、弁護士を雇うことになり、弁護士費用が高くついたなどとならないように、信頼できる業者を選びましょう。
まずは複数の業者から見積もりを出してもらい、業者を選定したら費用や作業の取り決めなどをしっかり確認して、お互いの信頼関係を築くといいでしょう。
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