建売住宅の購入は後悔するのか詳しく解説します。建売住宅の購入で実際に後悔した点や、後悔しないためのチェックポイントもまとめました。建売住宅のメリットやデメリット、建売住宅がリーズナブルな価格で購入できる理由も紹介します。
目次
- 建売住宅の購入は後悔するのかを解説
- 建売住宅がリーズナブル価格で購入できるのはなぜ？
- 建売住宅の購入で後悔した理由
- 建売住宅を購入する時に後悔しないためのチェックポイント
- 建売住宅のメリット
- 建売住宅のデメリット
- 建売住宅は後悔しないためのポイントを参考に購入しよう！
建売住宅の購入は後悔するのかを解説
建売住宅は、マイホームを購入するときの選択肢のひとつとして注目されています。しかし、建売住宅は自由に間取りなどを決められないため、日当たりが悪く、部屋が狭いなど購入後に後悔する人も少なくありません。
本記事では、建売住宅を購入した際に後悔した点をまとめました。購入の際に後悔しないためのポイントや、建売住宅のメリットとデメリットも紹介しているので、参考にしてください。
建売住宅がリーズナブル価格で購入できるのはなぜ？
デザインや間取りの統一
建売は、デザインや間取りが統一されていることが多いです。デザインや間取りを統一することで、設計や打ち合わせにかける費用を抑えているため、建売はリーズナブルな価格で販売されています。
資材や設備を企画化
建売は、資材や設備が企画化されています。間取りが統一されていることもあり、使用されている設備や資材も統一されていることがほとんどです。工場でまとめて組み立てることによって、設備にかかるコストを抑えています。
建売住宅の購入で後悔した理由
建売住宅の購入で後悔した点をまとめました。建売住宅はすぐに入居できるなど、さまざまなメリットがありますが、実際に入居するまで住みやすさや日当たりはわかりません。購入後に後悔しないためにも、後悔した点をしっかりとチェックしておきましょう。
後悔した理由①企画化された間取り
建売住宅は、すべての工事が終わってから販売されるため、間取りが企画化されており、変更ができません。ほとんどの建売住宅が、工事中に間取りや仕様が決められています。
快適に生活していくためには、部屋の間取りは需要です。実際に住み初めてから部屋の少なさや大きさが気になることも多く、住みにくいと感じることもあるでしょう。
後悔した理由②使いにくい設備
後悔した点として、設備が使いにくいということも挙げられます。コストを抑えて建てられた建売住宅は、コストを抑えすぎて使いにくい設備が採用されていることもあります。キッチンが狭い、トイレが使いにくいなど、入居後に気づき後悔することも多いです。
後悔した理由③日当たりが悪い
建売住宅の見学会は、明るい日中に行われることがほとんどです。見学時は、日当たりが良い場合でも、実際は1日の数時間しか日が当たらず、日当たりが悪いと後悔した人も少なくありません。
日当たりは季節によっても異なるため、冬場に全く日が当たらないということもあります。建売住宅を購入する際は、後悔しないためにも、朝と昼、夜のすべての時間帯で日当たりの確認を行いましょう。
日照時間の短い冬に1日中日当たりが良い場合は、1年を通して日当たりが良いことがほとんどです。手間がかかりますが、後悔しないためにも何度か購入を検討している物件に足を運びましょう。
後悔した理由③部屋が狭い
部屋が狭いということも、購入後に後悔した点として挙げられます。建売を見学する際は、部屋に家具などが置かれていないため、広く感じる人も多いでしょう。しかし、実際に家具を配置していくと、部屋が狭いと感じることがあります。
ひとつひとつの部屋が狭いと、希望の家具が置けず、暮らしにくいと後悔することもあります。特に、リビングの広さはチェックしておきたいポイントです。
家族の集まるリビングは、狭いと家族が集まりにくくなるため、広いに越したことはありません。部屋の大きさを確認し、配置したい家具の大きさをイメージしながら、検討するようにしましょう。
後悔した理由④収納が少ない
建売を購入して後悔した点として、収納が少なく、収納スペースが狭いということも挙げられます。建売は、価格を抑えているため、収納スペースまで配慮されていないことが多いです。
注文住宅であれば、自分の収納したいものに合わせて収納スペースを確保できますが、建売住宅はすでに収納スペースが決められています。
建売住宅の収納スペースは、各家庭の平均的な量が収納できるように設計されています。そのため、実際に住み始めてから、思ったほど収納できないと後悔する人も少なくありません。
後悔した理由⑤立地が悪い
建売を即決した人や、衝動買いした人に多い後悔した点といえば、立地の悪さです。立地や周辺の環境は、リフォームしても変えることができません。
家の間取りやデザインが気に入って購入したにもかかわらず、近くに商業施設やスーパーがないと、暮らしにくいと感じ、後悔する人も多いでしょう。
建売住宅を購入する際は、実際に住んだときのことを想定する必要があります。実際に物件から駅や子供が通う予定の小学校、勤務先までチェックしましょう。また、夜間に危険な場所がないか確認することも重要です。
後悔した理由⑥施工の質が悪い
建売はコストを抑えて建てられているため、施工の質が悪いケースもあります。建売住宅は、注文住宅に比べると使用している木材の質が低いこともありますが、使用している素材のグレードだけではなく、断熱性能や防音性能が低いことも考えられます。
また、建売住宅は、工事中の工程を確認することができません。工期に余裕がない場合は、施工不良によって欠陥が生じることもあります。住み始めてから欠陥が生じることもあり、後悔する人も少なくありません。
建売住宅を購入する時に後悔しないためのチェックポイント
ポイント①間取り
建売住宅を購入する時には、間取りの確認は欠かせません。悔後に後悔しないためにも、建売住宅を見学する際には、実際に住み始めたときのことをイメージしましょう。
狭い部屋の場合でも、家具や家電はどこに置くのかなど、細かいところまで確認することで、後悔せずに購入できます。
ポイント②建具の建て付け
建具の建付けも、しっかりチェックしておきたいポイントのひとつです。ドアや窓、クローゼットは一通り触って動作確認を行うことが重要です。
住み始めてから、建具の建付けが悪いことに気づく場合もあるため、購入前にチェックし、不具合があれば修理してもらう必要があります。
ポイント③フローリングや家財の汚れ
工事中にフローリングや壁紙に汚れがついてしまうことがあります。しかし、建売住宅は多くの人が見学に出入りしているため、見学中に傷をつけてしまうことも考えられます。購入する際は、フローリングや家財に汚れや傷がないか確認しましょう。
また、施工会社によっては浴室を資材置き場として利用できます。浴室に傷がないかも確認しましょう。
ポイント④収納スペース
最近は収納面を重視して物件を購入する人も増加しているため、建売住宅も収納スペースを広く確保していることが多いです。しかし、価格重視で建てられた住宅は、収納スペースが狭く、十分なスペースが確保されていないことがあります。
住宅を見学する際は、現在の住居にある荷物がしっかりと収納できるスペースがあるかどうかを確認しましょう。また、広い建物住宅にもかかわらず、収納スペースが少ない場合は、室内に物があふれてしまうこともあるため、注意が必要です。
ポイント⑤同会社が建てた建売住宅を確認
購入を検討している物件を建てた会社が、他にも建売住宅を販売している場合は、他の建売住宅をチェックしても良いでしょう。
特に、他の物件を見学する場合は、工事中がおすすめです。工事中に下見することで、工事中の雰囲気や職人の工事に対する姿勢が分かります。
職人や業者の工事中の態度が悪いと、購入を検討している物件の工事も同様に行われたと考えられます。あまりにも工事中の態度がひどい場合、購入見直すこと視野に入れましょう。
ポイント⑥コンセントの位置や個数
実際に住み始めると、コンセントの位置が少なく、使いにくいと感じる人も少なくありません。コンセントが少ないと、スマホの充電時に取り合いになることもあります。実際に家具を置く場所を想定して、コンセントが理想の場所にあるか確認しましょう。
購入後もアフターサービスが受けられるかも確認しておきたいポイントのひとつです。引き渡しを受けてから10年間の保証をつけている会社は多いですが、それ以外のアフターサービスがついているかがチェックポイントになります。
建物は時間の経過とともに劣化していくため、定期点検やトラブルが起こった際にすぐに対応してくれるかなど、しっかり確認しておきましょう。
ポイント⑧点検口などの見えない部分
建物住宅は点検口や屋根裏、床下などの見えない部分もしっかりと確認しておきましょう。見えないところまで確認することで、施工の良し悪しを確認できます。
建売住宅のメリット
手頃な価格で購入できる
建売住宅の最も大きなメリットといえば、安い価格で購入できる点ではないでしょうか。建売住宅は、同じ地域内でも注文住宅よりも低価格で購入できることが多いです。
建売住宅は、業者がまとめて資材を購入しているため、価格を抑えられます。また、すでに住宅にかける価格が決められているため、計画や申請にかかる費用も抑えられます。
建売住宅といえば、購入の際の説明のみで、何度も打ち合わせする必要がありません。そのため、打ち合わせにかかる人件費も抑えられます。
入居までの期間が短い
建売住宅は、すでに建物が完成しているため入居までの期間が短いというメリットが挙げられます。
購入手続きを終えると、すぐに入居できます。子供の入学や家族の転勤がある場合、すぐに住居を決められるため、マイホームの購入を急いでいる人や今すぐ引っ越したい人にとっては、大きなメリットになるでしょう。
実物を見て検討できる
実際に住居を見て、購入を検討できる点も建売住宅のメリットとして挙げられます。実際に家づくりを経験した人であれば、素材や間取りを見るだけで、ある程度のイメージができます。
しかし、家づくりを経験していない人が間取りを見ても、住宅の内装をイメージできません。
建売住宅は、すでに住居が完成しているため、しっかりと内装を確認してから購入できます。マイホームを建ててから、イメージと違ったという後悔が起こるリスクも減らせます。
建売住宅のデメリット
同じ外観の建物が多い
分譲地に建売住宅が複数建てられる場合、ほとんど住宅のデザインが似たものになります。そのため、間取りや住宅の外観にこだわりを持っている人には、建売住宅がおすすめしません。
建売住宅の間取りは、こだわった個性的なものは少なく、万人受けする間取りがほとんどです。個人よりも多くの人に好まれる間取りが採用されているため、デザイン性や個性を追求する人にとっては、デメリットとなります。
土地の状況を判断できないｚ
建売住宅は、住宅が完成してから販売されるケースがほとんどです。そのため、土地そのものの状態を確認することが難しくなります。土地の状態は、耐震性や耐久性の面でも非常に重要です。
軟弱な土地に建てられた場合、地盤改良を行ってから建築する必要があります。また、基礎工事もしっかりと行う必要があるため、土地の状態を実際に見られないという点はデメリットでしょう。
間取りや仕様が決められている
建売住宅は、間取りや仕様が決められているため、実際に生活するまで生活のしやすさや不便さに気づくことができません。注文住宅のように、フローリングや床の素材、キッチンのデザインなどを決められないため、好みではないスペースができることもあります。
多くの人が出入りしている
建売住宅が完成すると、見学会が行われることがほとんどです。チラシに大きく住宅の物件情報が掲載され、マイホームを検討している多くの人が見学に訪れます。
また、担当が常駐している場合には、玄関先で声を掛けられることもあり、気軽に見学できるようになっています。
つまり、それだけ多くの人が住宅に出入りしていることになります。他人に家の場所だけではなく、間取りなどを知られたくない人にとっては、大きなデメリットとなるでしょう。
また、不特定多数の人にフローリングやキッチン、壁などを触られることとなるため、抵抗感を覚える人も少なくありません。自分の住宅の内情を知られることは、気持ちの良いことではないため、デメリットとして挙げられます。
建売住宅は後悔しないためのポイントを参考に購入しよう！
建売住宅を購入して、後悔した点について解説しました。建売住宅を購入して、日当たりが悪く部屋が狭いといった後悔をした人も少なくありません。しかし、すぐに入居できるなどといったメリットもあります。
建売住宅を購入して後悔しないためにも、後悔した点や後悔しないためのチェックポイントを参考に、理想のマイホームをゲットしましょう。
この記事のライター
M.U
