解体工事の事前準備は何をしたらいい？
解体工事は何度も経験することではないため、「何をしたら良いのか分からない」「何から手をつけたら良いか分からない」という人も多いでしょう。
解体工事は解体業者を探して依頼すれば簡単にできるものではなく、しっかり事前準備しなくてはいけません。解体工事の事前準備をしておかないと、スケジュールの遅れや近隣住民とのトラブルが起こってしまう可能性があります。
解体工事を依頼する前に、事前準備として何をすれば良いか理解しておくようにしましょう。
解体工事の事前準備から開始までの10個の流れ
解体工事は、解体業者を選べば簡単にできるものではなく、必要な事前準備をしなくてはいけません。事前準備が1つでも終わっていないと、解体工事のスケジュールが遅れてしまうことが考えられます。
解体工事開始までに、何をすれば良いか理解しておくようにしましょう。ここでは、やらなければならない事前準備について紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
1：仮住まいを探す
古家を解体して新しい家を建てる場合には、建て替えが完了するまでの間、住むことができる、仮住まいを探す必要があります。
解体工事がスタートする2ヶ月前ぐらいを目安に仮住まいを探し始めると良いです。しかし、ペットがいる、立地にこだわりがあるなど特別な事情がある場合には、もう少し早く探し始めるようにしましょう。
仮住まいは、インターネットや不動産会社で、短期契約できる賃貸マンションやマンスリーマンションなどを探すようにします。
2：解体業者を探す
解体工事はハウスメーカーや知り合いの工務店にお願いしても良いですが、中間マージンが発生してしまい、費用が割高になってしまいます。解体を専門に行う業者を自分で探す方が良いでしょう。
解体業者を自分で探す場合、複数社から概算の見積もりを取ることがポイントです。比較することで、極端に安い金額や高い金額をつける業者を避けることができ、信頼できる優良な解体業者を選ぶことができるでしょう。
3：解体業者による現場調査を行う
現地調査を行うことで、家の状況や立地などを確認でき、正確な見積もりを出すことができます。
現地調査を行わず、概算見積だけで解体業者を決めてしまうと、後から追加費用を請求されかねません。3社程度まで候補を絞ることができたら、必ず現地調査を依頼しましょう。
また、現地調査は業者任せにせず、立ち会うことがおすすめです。立ち会うことで、工事内容や担当者の対応が適切か確認でき、業者選びの判断材料にできます。
納得できる業者に出会うために、現地調査を依頼し、立ち会うようにしましょう。
4：見積書を確認する
現地調査が行われると、正確な見積書が提示されます。総額はもちろん、工事内容や付帯工事、廃材処理・リサイクル費用など解体工事で必要になる項目が入っているか、細かく確認してください。
「工事一式○○円」というような見積書を提示された場合、追加費用を請求される可能性があります。
内容が分かりづらい見積書を提示されたり、現場調査で確認した内容が書かれていなかったりと、不明な点や疑問点がある場合には問い合わせるようにしましょう。
5：解体業者を決定する
見積書を細かくチェックしたら、解体業者を決定します。単に、金額が安いだけでなく、工事内容や工期、担当者の対応力などを見て、納得できる解体業者に決定しましょう。
解体業者を決定したら、契約書を交わし契約を締結します。工事開始の1ヶ月前までを目安に契約書を交わすようにしてください。
契約書を交わす時も、工事内容、総額、工期がしっかり書かれているかどうか確認して、サインするようにしましょう。
6：家の中の不用品などを整理する
家の中の家電や家具などの残置物がない状態で、業者に引き渡した方が工期が短縮でき、コストを抑えることができます。工事開始までに、家の中の不用品は整理しておきましょう。
不用品の処分方法は、品目や自治体により異なります。しっかり確認を行い、適切に処分するようにしてください。
7：各種必要な手続きを行う
解体工事を行う場合、事前に関係機関に申請や届出が必要です。申請や届出が事前に行われていないと、工期が遅れるなど解体工事に大きな影響を与えてしまいます。必要な手続きをしっかり行うようにしましょう。
必要な申請や届出の詳しい内容については後述します。事前に何をしなければならないのか、整理しておくようにしてください。
8：近隣に挨拶をする
細心の注意を払いながら解体工事は進められますが、騒音や振動、粉塵、埃、車の往来などで少なからず迷惑をかけてしまうでしょう。解体工事の内容や工期が決まったら、近隣に説明するために挨拶回りが必須です。
近隣への説明や挨拶がなく、工事を開始してしまうと、近隣からのクレームが発生し、工期が遅れてしまうことも考えられます。
工事責任者と施主が一緒に挨拶に行き、事前周知を徹底してください。
9：解体前にお祓いをする
解体前にするお祓いは、建物の守り神に対して、これまでの感謝と解体の報告、工事が無事に終了することを願って行われます。
必ずお祓いが必要というわけではありませんが、思い入れのある家を解体する場合などには、気持ちの整理をつけるために、お祓いをすると良いでしょう。
お祓いをする場合には、氏子になっている神社や近隣にある神社に問い合わせて日時を決定してください。
10：解体工事を開始する
事前準備が終わったら、作業員が建物の解体を始めます。
無事に工事に着手できた後も、要望通りの解体が行われているか、近隣住民への配慮がなされているか確認するために、定期的に立ち会いをすることがおすすめです。
また、解体が終わった後には、期限内に建物滅失登記の手続きが必要です。すぐに手続きができるように、工事中に事前準備しておきましょう。
解体工事の事前準備に必要な手続きは？
ここからは、解体工事の事前準備をする時に行う、手続きについて詳しく紹介していきます。手続きは工事の○日前など期限が決まっているものも、少なくありません。
期限を守らないと工期に遅れが出てしまうため、事前にやらなければならない手続きをチェックしておきましょう。
届出が必要なもの
解体工事をする時には、解体する建物の面積や構造によって届出が必要な場合があります。届出をしていないと、罰金が課せられたり、解体工事を行えなかったりするため注意しなくてはいけません。
道路使用許可申請
道路交通法第76条で「交通の妨げとなる物を道路に置いてはならない、道路上の人や車を傷つける行為はしてはならない」という決まりがあります。しかし、公益上または社会慣習上、やむを得ないと判断されるものに関しては、使用許可申請を行った上で道路使用が可能です。
解体工事では、重機の搬入・搬出や資材の搬出のために、やむを得ず道路を使用する場面があるため、管轄の警察署長宛に道路使用許可申請を行わないといけません。
道路使用許可申請は基本的に有償で解体業者が行いますが、施主が行うこともできます。
建設リサイクル法
解体工事では、廃棄物を適切に分別し、資源を有効活用するために作られた建設リサイクル法（建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律）に基づく申請も必要です。
特定建設資材（木材、コンクリート、アスファルトなど）を使用した床面積80㎡以上の建物を解体する場合が対象で、工事着手7日前までに分別解体計画書などを都道府県知事に対して提出し、申請をしなくてはいけません。
建設リサイクル法に基づく申請は施主に義務付けられているものですが、解体業者に委任して行ってもらうこともできます。
出典：建設リサイクル法の対象となる建設工事では届出が必要です！｜国土交通省
建設工事計画届
高さ31m以上の建物を解体する場合には、建設工事計画届を提出する必要があります。
建設工事計画届は、作業員の安全や健康を守るために、労働安全衛生法第88条で義務付けられているものです。解体工事着工の14日前までに所轄の労働基準監督署に提出する必要があります。
建設工事計画届の提出は、施主ではなく事業者（解体業者）に義務付けられているものですが、きちんと届けが行われているか気になる場合は問い合わせてみると良いでしょう。
アスベスト除去に関する届出
大気汚染防止法では、建物を解体する場合、アスベスト（石綿）の飛散防止のために、届出や作業基準の遵守、近隣への周知が義務付けられています。
「特定粉じん排出等作業の実施の届出」を作業の14日前までに都道府県の窓口に提出しなくてはいけません。
届出の義務は発注者（施主）にありますが、解体業者に代行してもらうこともできます。手続きの方法が分からない場合には、代行してもらう方が良いでしょう。
ライフラインの撤去
解体工事に入る前に、施主は、ライフラインの停止や撤去の手続きも行わなくてはいけません。ここからは、撤去しなければならないライフラインについて詳しく紹介していきます。
電気・電線
解体工事中に、電線に重機が引っかかるなどの事故が起きないようにするために、電気の停止だけでなく、電線の撤去もしておかなくてはいけません。
電力会社に電話で、解体工事をすることを伝え、電気の停止と電線の撤去を依頼します。電気を停止する住所・契約者名と連絡先・連絡者の住所と連絡先・お客様番号（メーター番号）を伝えるとスムーズに手続きできるでしょう。
電線の撤去には時間がかかってしまう場合があるため、時間に余裕を持って連絡を入れるようにしてください。また、撤去作業当日に立ち合いが必要です。立ち会えるように、スケジュール調整をしておくようにしましょう。
ガス
ガスも電気の場合と同じように、工事中に事故が起こらないように確実に停止する必要があります。プロパンガスを利用している場合、ボンベやメーターに貼られたシールに書かれた会社に連絡を入れましょう。都市ガスの場合は、地域を管轄するガス会社に連絡します。
いずれの場合も、解体工事で停止と撤去が必要なことと契約者や住所、連絡先、お客様番号などを伝えてください。都市ガスの場合は、地境撤去と伝えるとスムーズです。
電機と同様に、撤去までに時間がかかってしまう場合が多いため、余裕を持って連絡するようにしましょう。また、撤去時には立ち合いが必要です。
電話・インターネット・ケーブルテレビ
電話・インターネット・ケーブルテレビについても、停止手続きをする必要があります。
電話は、契約会社に解体工事することを伝えて、停止と電線の撤去を依頼しましょう。就職や転勤などの時期には撤去までに時間がかかってしまうことがあるため、早めに連絡した方が良いです。
インターネットは、利用停止の連絡だけで良い場合と、回線の撤去が必要な場合があります。回線撤去が必要な場合は早めに連絡しましょう。
ケーブルテレビは、解体工事前に契約会社に連絡して撤去してもらう必要があります。屋根などにアンテナが設置されている場合には、一緒に撤去してもらうようにしましょう。
浄化槽の汲み取り
浄化槽を使用している場合、撤去は解体業者に依頼できますが、事前に汚水を汲み取りしておく必要があります。なぜなら、汚水が地中に流れ込み、悪臭や環境汚染の原因になってしまうためです。
清掃会社に連絡して、解体工事が開始されるまでに汲み取りしてもらいましょう。もし、清掃会社が分からない場合には、自治体の窓口に問い合わせて教えてもらうようにしてください。
井戸
敷地内に井戸があり、解体を希望する場合には、付帯工事として依頼しましょう。
井戸は、水の恵みを与えてくれる神様が宿っていると言われているため、これまでの感謝と解体の報告を兼ねて、工事前にお祓いが行われることが多いです。
お祓いが終わると、底にあるごみや水を取り除き、息抜きが行われます。息抜きは、古くから「神様が呼吸できるように」という意味を込めて行われており、現代では、湿気やガスを抜くために行われているものです。
息抜きが終わると、土や砂などで井戸をしっかり埋めて、枠を撤去し、整地を行うと工事が完了します。
不要品の処分
不用品の処分は、解体業者に依頼できる場合もありますが、自分で処分した方がコストを抑えることができます。
自分で不用品を処分する場合、ごみの種類によって処分の仕方が変わることを理解しておかなくてはいけません。
一般ごみに出せるようなものはごみ収集日に回収してもらうことができますが、粗大ごみや大型ごみは、品目に合った適切な方法で回収してもらいましょう。
家電
家電の中には、粗大ごみとして自治体のゴミ回収に出すことができないものがあります。
家電4品目と言われるもので、テレビ・エアコン・冷蔵庫（冷凍庫）・洗濯機（乾燥機）は、「家電リサイクル法（特定家庭用機器再商品化法）」で決められた方法で処分しなくてはいけません。
家電4品目を処分する場合、「家電を購入した店に引き取ってもらう」「自分で指定場所まで持込み処分する」「指定回収業者に回収を依頼する」のいずれかの方法で処分しましょう。
出典：家電４品目の「正しい処分」早わかり！家電リサイクル法（特定家庭用機器再商品化法）｜経済産業省
パソコン
使わなくなったパソコン（デスクトップコンピュータ本体・ディスプレイ・ノートブックパソコン）は、資源有効利用促進法に則して、メーカーに回収・リサイクルしてもらう決まりになっています。
メーカーを確認し、回収を申し込み、案内に従ってパソコンを発送してください。パソコンを発送する前に、データは消去しておきましょう。2003年10月以降に販売された製品は、無料で回収してもらえますが、それ以前のものは、有料での回収になる場合があります。
また、家庭用のパソコンは、小型家電リサイクル法に基づく回収システムを利用することも可能です。
粗大ごみ
粗大ごみは、自治体に回収を申し込み処分してもらうことが一般的です。電話やインターネットで収集を申し込み、必要金額分の処理手数料券（シール）を購入し、指定日時に決められた場所に出しておくことで回収してもらえます。
自治体によっては、ごみ処理施設に直接持ち込むと費用が安く済むこともあるため、粗大ごみの量が少ない場合には自分で持っていくと良いでしょう。
このような回収ルールは、住んでいる地域により異なります。ルールを確認して、回収を申し込みましょう。
水道は撤去ではなく清算手続きを行う
埃や粉塵が飛散しないように適度に散水しながら、解体工事が進められるため、水道は事前に停止する必要はありません。工事終了後に、停止手続きを取るようにしてください。
解体工事中の水道代を業者が負担する場合には、着工前に清算手続きだけ行いましょう。施主側の負担になる場合には、清算手続きをする必要はありません。工事終了後に、一括で清算しましょう。
事前に水道代を誰が負担するか確認して、適切な手続きを行うようにしてください。
解体工事で失敗しない業者を探すポイント
信頼できる業者を選ばないと、解体工事中はもちろん、その前後でトラブルが起きてしまうことも考えられます。解体工事をトラブルなく終了するためには、業者選びは重要です。ここからは、解体工事で失敗しない業者を探すポイントを紹介していきます。
現地調査は必ず行い要望を伝える
見積もりを依頼すると、優良な業者であれば必ず現地調査に来てくれます。現地調査を行わないと、実際の建物の状況をつかむことができず、正確な見積額を出せないためです。
現地調査を行わない業者は、後から追加費用を請求される可能性があるため、避けましょう。
また、個別の要望を現地調査で伝えておくこともポイントです。庭木を残したい、ブロック塀を一緒に壊してほしいなど個別の要望に対応してくれる業者の方が信頼できます。
内訳明細書に目を通す
解体業者選びで失敗しないためには、内訳明細書を提示してもらい、内容をしっかり確認することが重要です。
前述したように、「工事一式○○円」といった見積書は、どのような作業が予定されているか不明確で、リサイクル費用など必要な工事費用が含まれているか分かりません。
総額だけ表示された見積書を提示された場合は、内訳明細書を発行してもらうようにしましょう。内訳明細書の発行を拒む業者は、リスクが高いため避けるようにしましょう。
担当者の対応が丁寧かつ信頼できるかどうか
工事内容も重要ですが、担当者の対応が丁寧であるかもポイントです。表情やしぐさ、言葉遣いなどが丁寧であれば、近隣住民との間でトラブルが起こった場合も適切な対応をしてくれる可能性が高いでしょう。
しかし、施主への対応が悪い場合、近隣住民へも同じような態度で接する可能性があり、適切なトラブル対応ができないことが考えられます。
電話で依頼する時や現地調査で立ち会う時に、担当者の対応を確認して信頼できるか見極めましょう。
解体工事の悪徳業者とは？
失敗しない解体業者を選ぶためには、前述したポイントを意識するだけでなく、悪徳業者をできるだけ排除することが大切です。悪徳業者を排除するためには、その特徴について理解しておく必要があるでしょう。
ここでは、解体工事における悪徳業者とはどのようなものを指すのか紹介します。
不法投棄を行う
解体工事で出た廃棄物は、適切な方法で処分しなくてはいけません。しかし、業者の中には、不法投棄して処分費用を浮かせ、利益を上げようしたり、他社より見積額を低く見せようしたりする者もいます。
不法投棄が行われた場合、基本的に処罰を受けるのは解体業者や処理業者ですが、不法に投棄をすることを知って工事を発注した場合には、施主も処罰（5年以下の懲役や1,000万円以下の罰金）の対象です。
廃棄物の処理が適切に行われているか確認するために、産業廃棄物管理票（マニフェスト）の提出を求めましょう。
出典：マニフェスト 処理企業の方へ｜公益社団法人 全国産業資源循環連合会
高額な追加費用を請求してくる
悪徳業者の中には、最初に安い金額を提示し、工事が進むと追加工事が必要になったと追加費用を請求してくる業者もいます。悪徳業者に騙されて、高額な費用を請求されないようにするためには、追加費用が発生するケースを確認しておきましょう。
優良な業者は見積もりを掲示する段階で、追加費用が発生するケースについての説明を行い、施主の了解を得て工事を実施します。
追加費用に関する説明を行わない業者や説明を求めても曖昧にする業者には、依頼しない方が良いでしょう。
近隣挨拶の仕方とは？
前述したように、工事中は少なからず近隣住民に迷惑をかけてしまいます。トラブルやクレームの発生を防ぐために、責任者と施主が一緒に、工事に着手する10日～1週間前を目安に挨拶に行きましょう。
口頭で挨拶するだけでなく、工期や作業予定時間などを書いた挨拶状と粗品を用意して、一軒ずつ回るようにしてください。
不在のお宅には、再度訪問するようにしましょう。どうしても都合がつかない場合には、挨拶状をポストに投函しておくようにしましょう。
解体工事でのお祓いはどのように行うのか？
解体前に行われるお祓いには、建物の解体で行われる「解体清祓（かいたいきよばらい）」や井戸を解体する場合に行われる「井戸祓」があります。
そのほか、庭の木を伐採する際に行う「樹木祓」や神棚や仏壇を移動させる場合に行う「魂抜き」などもあるため、状況に合わせてお祓いを依頼しましょう。
準備の仕方・準備するもの
お祓をする場合、お供え物として、米・酒・塩・水・野菜・果物を準備します。神社によってこれ以外のものを準備する必要もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
また、必要なお金を払えば、お祓いに必要なものを神社側が取り揃えてくれる場合もあります。自分で準備する時間がない場合には、神社に問い合わせてみましょう。
費用
解体工事でのお祓いには、初穂料と出張費（お車代）、お供え物を準備する費用がかかります。
「解体清祓」を行う場合、初穂料として2～3万円程度、出張費（お車代）として1～2万円程度、お供え物を準備するために5千円～1万円程度、合計で5～6万円程度の費用が必要です。「井戸祓」が必要な場合には、別途、2～3万円の費用が必要になります。
正確な費用が知りたい場合には、神社に問い合わせると良いでしょう。
当日の服装
お祓いの日の服装は、喪服などの正装をする必要はありません。普段着で構いませんが、ジャージやサンダルなどのだらしない格好は避けましょう。お祓いでは長時間、外で過ごすことになるため、天候や季節に合わせた服装がおすすめです。
解体工事の事前準備や必要な手続きについて知ろう
解体工事を行う場合、解体業者を選ぶだけでなく、施主にはやらなければならない事前準備がたくさんあります。
事前準備を怠ると解体工事のスケジュールに大きな影響を与えてしまいます。この記事で紹介した解体工事の事前準備、必要な手続きなどを参考に、解体工事に向けた事前準備を進めましょう。
