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庭の整地とはどんなことを行う作業のこと?
庭で草花を育てたり、新しく樹木を植えたり、また、更地にして駐車スペースとして利用する場合には「整地」という作業が必要になります。
整地とは単に土をならすだけではなく、雑草や木の根、石の除去をした後に、水平に土をならすことを指します。
また、重機やレベルの確認なども必要なため、一般の方には難しい作業となります。
庭の整地の目的
庭の整地の目的として、現在の環境や使用状況を変える場合に必要となってきます。
例えば、芝生をはる、花壇を作る、ウッドデッキを施工する、カーポート・サイクルポートを設置する、離れや物置を設置する、などが挙げられます。
状況に応じて施行の費用や工期も変わるため、計画的に行うことが重要です。
新しく庭を作りたい
新しく庭を作る場合には、どのような手順が必要なのでしょうか。
庭といってもさまざまな仕上げ方や形状があり、これといった決まりはありません。具体例として、芝生や花壇のある庭を想定してみます。
まず整地を行いしっかりと雑草を抜いておく必要があります。天然芝の場合は芝刈りが必要となります。
また、花壇や草花をふんだんに使用した庭の場合は、土の状態にも注意が必要です。整地を行い、植物が育ちやすい土壌や環境を作る必要があります。ただ繁殖力が強い植物を直に植えてしまうと、近隣へ浸食してしまう場合があるので注意しましょう。
庭を更地にしたい
庭を更地にする場合は、整地を行い、しっかりと雑草の除去をしておきます。あとは、デコボコの状態がないよう、均一に庭をならしておけば完了です。
庭の整地依頼費用についての詳細6つ
庭の面積が大きいものでなければ、DIYで整地される方もいらっしゃいますが、やはり労力と費用、また時間を考慮した場合、専門業者への依頼も視野に入れておく必要があります。
ここでは、庭の整地依頼費用についての詳細として、6つの項目に分け紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
1:全体的な整地費用の平均相場
庭の整地依頼費用についての詳細、1つ目は「全体的な整地費用の平均相場」です。
最初から庭の整地を専門業者へ依頼した場合、どれぐらいの費用がかかるのでしょうか。例を挙げてみますと、人工芝を敷くために20坪の庭を整地し、平らにした場合の施工費用の相場は、およそ5万~13.2万円ほどとなります。
より細かく費用を知りたい場合は、専門業者へ現在の庭の状況がわかる画像の添付や、砂利や石、雑草の撤去の有無など、仕上げの状態を伝えると見積もりも出しやすくなります。
2:庭の外構整地の費用目安
庭の整地依頼費用についての詳細、2つ目は「庭の外構整地の費用目安」です。
庭の外構整地を行う場合、転圧の費用には、粗整地にする撤去・解体後の瓦礫の撤去費用も含まれます。一般的に平米単価となり、費用が1平米あたりおよそ約5千~6千円が相場となります。
3:庭を整地して駐車場にする場合の費用目安
庭の整地依頼費用についての詳細、3つ目は「庭を整地して駐車場にする場合の費用目安」です。
庭を壊して整地してから、コンクリートの駐車場にする費用は、コンクリートの厚みによって異なりますが、1平米あたり約8千~1.4万円が相場です。
1台分の面積は約13平米を必要としますので、約10.4万~15.6万円となります。
4:庭を整地して芝生を敷く場合の費用目安
庭の整地依頼費用についての詳細、4つ目は「庭を整地して芝生を敷く場合の費用目安」です。
庭に芝をはる際には、ほとんどの方が業者へ依頼されます。芝生はりの単価は、1平米あたりおよそ約3千~5千円が相場です。庭に不純物などがある場合は、撤去作業は別途料金が必要となります。
庭に芝をはることによって、景観がよくなりガーデニングを楽しめる環境になります。また、芝生は柔らかいためお子様が転んでもけがをしにくいというメリットがあります。
定期的に芝を刈るなど、手入れは必要となってきます。
5:庭を整地して砂利を敷く場合の費用目安
庭の整地依頼費用についての詳細、5つ目は「庭を整地して砂利を敷く場合の費用目安」です。
砂利を庭に敷くことで、日光を遮り、雑草の成長を遅らせることが可能です。1平米あたり、およそ約3千~4千円が相場となります。
砂利は歩くと音が鳴るため、庭への侵入者へ対し抑止や防犯効果を高めることができます。
6:庭を整地して防草シートを敷く場合の費用目安
庭の整地依頼費用についての詳細、6つ目は「庭を整地して防草シートを敷く場合の費用目安」です。
砂利と同様に、雑草の発生を防ぐ効果のある対策として、防草シートを使用した庭の施行もあります。防草シートは日光を遮断できるので、雑草を生えなくすることができます。1平米あたり、約2千~3千円が相場です。
砂利と防草シートをあわせるより強力な施工例もあるので、雑草への心配はなくなるでしょう。
庭の整地費用で追加費用がかかるケース
庭の整地を行う場合、追加費用がかかる場合があります。
依頼していた工事の途中で、さまざまな妨げにより施行がスムーズに行えない場合など、避けては通れないものもあります。
ここでは、追加費用がかかるケースについて紹介していきます。
雑草除去が必要な場合
庭の整地をして各種施行を行う際、雑草の除去が必要となってくる場合があります。
雑草には、スギナ、笹、ドクダミなど地下茎で繋がったやっかいなものが多く、除去に手間がかかります。除草剤を散布して枯らしてしまう方法や、重機で草と土をある程度すき取ってしまう方法などがあります。
取り除く手間に加えて、雑草や残土の処分費なども別途かかることを覚えておきましょう。
石や木の根を取り除く必要がある場合
庭を整地している際、埋まっていた大きな石や、地中深くまで潜ってしまった木の根を取り除くことが必要な場合もあります。
石の撤去費用は、大きさ、重さによって異なり、専門業者によって算出方法もさまざまです。また、木の伐採とは別に抜根の場合も規模によって異なります。
均等で整ったように見える庭でも、掘り起こしてみると大きな石や木の根が埋まっていることもあり、予想外の追加費用が必要となる場合があります。
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庭の整地費用を節約する方法
家の方に予算を継ぎ込んでしまい、外構にまでお金がまわらなくなってしまった場合や、外構工事を節約したいと考えている方も多いでしょう。
ここでは庭の整地費用を節約する方法として、2つの項目に分け紹介していきます。
複数の業者に見積もりをもらう
庭の整地費用を節約する方法として、「複数の業者に見積もりをもらう」が挙げられます。
一般的には「相見積もり」とよばれますが、複数の業者に同じ条件で見積もりを出してもらい、どの業者が一番価格が安いかを比較する方法です。
庭の整地を行う際に、相見積もりは非常に有効な手段の1つといえますが、優良な会社を選定することに時間がかかったり、安価なものに飛びついたがために悪質な業者につかまり、施行の不具合や見積もり以上の金額を請求されることもあります。
そこで、代行業者が行っているサービスが「一括見積もり」というものです。無料で複数の外構専門の優良業者を選定し、見積もりを代わりに行ってくれます。また、クライアントの希望する業者がある場合は、その業者も含めた見積もりを作成してくれます。
業者の選定に悩んでいる場合は、このような無料サービスを受けてみるのもよいでしょう。
簡単に整地できそうなときは自分で行う
庭の整地費用を節約する方法として、「簡単に整地できそうなときは自分で行う」が挙げられます。
外構工事を節約するためには、DIYも考慮しましょう。業者に依頼せず、自分で手を加えればコストカットにもなります。
ただし専門的な知識や技術を有する箇所や、重機や工具が必要な場合は、無理をしないようにしましょう。安全性の確認ができなかったり、誤ってケガをしてしまう恐れがあります。
業者に依頼する部分と、自分でできる部分の見極めをしっかりとしておきましょう。
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庭の整地を業者に依頼するときは費用を確認しよう
庭の整地について費用やポイント、注意すべき点などに触れてきました。
マイホームを手に入れたのに、庭の手入れを全くしないで雑草が生い茂ってしまっては、魅力も半減してしまいます。また、手に負えないほど鬱蒼としてしまった場合や、剪定に技術を要するシンボルツリーがある庭などは、専門業者に依頼するほかありません。
個人で1件ずつ業者を探すことも可能ですが、無料の一括見積もりなどのサービスを利用し、しっかりと費用の確認をしてから依頼しましょう。
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