解体工事に「立ち会い」は必要?ポイントやメリットをおさえよう

知っておきたい基本

「立ち会い」とは、工事の現場に施主と業者の両方が赴いて顔を合わせ、工事の打合せや確認を行うことです。今回は解体工事における立ち会いについて、ポイントを確認していきます。

立ち会いとは何をするものなのか

建物の解体工事における立ち会いでもっとも重要なものは、契約前・見積時の立ち会いです。その後実際に工事が始まって、解体真っただ中での立ち会いや、すべての工事が完了したのちの立ち会いというのもありますが、いずれも「現場で業者の担当者と顔を合わせてコミュニケーションをとる」ということが目的となります。

では本当に立ち会いは必要なのか?という疑問もわくところですよね。業者にすべてまかせてしまえばいいのではないか、わざわざ現場まで施主が赴く必要はあるのか、と。

しかし、立ち会い(特に見積時の立ち会い)にはさまざまは意義や役割、そして必要性とメリットがあるのです。

次項からひとつひとつ見ていきましょう。

見積時の立ち会い

まずはもっとも重要といえる「見積時の立ち会い」について、さまざまな観点からポイントを確認していきます。

見積時の立ち会いの意義や役割とは

要望伝達と食い違い防止のため

現場にあるもののうち、何をどれだけの範囲で解体してほしいのか、施主の要望を業者にしっかり伝えことが、立ち会いのもっとも重要な役割といっても過言ではありません。

直接顔を合わせ、実際に現場を一緒に見て、コミュニケーションをとりながら工事の手順を確認することで、双方の食い違いを防止することができるのです。

工事が完了してから「これは残しておいてほしかったのに解体されてしまった」とか「これは完全に撤去してほしかったのに手がつけられていなかった」などということが起きると、追加費用の発生で済むぐらいならまだしも、まだ必要なものを解体されて失うという取り返しのつかない事態になってしまうこともありえるのです。

特に付帯物が多い場合は、何をどれだけ解体してほしいかという細かい要望まできちんと伝え、認識の食い違いも解消しておきましょう。

見積の疑問点の解消

工事をお願いしようとする業者がどんなところなのか、ということは、ホームページなどの企業紹介や口コミだけではわからないこともあります。実際に顔を合わせて、担当者の対応や雰囲気から総合的な判断ができる事項はとても多いものですよね。

業者選びのためにも、立ち会いは必須といえるでしょう。

確認しておくべき内容

実際に立ち会いで確認しておくべき具体的な内容は、以下の通りです。ポイントは「図面や資料だけでは明確になりづらい部分」という点です。実際に目で見て、業者と施主でコミュニケーションをとりながら確認することで、初めてはっきりする情報ばかりといえるでしょう。

道路や敷地・境界の状況

解体する建物付近の道路や敷地の現状を把握することによって、トラックや重機の搬入出のルートを決めたり、人の通行が多い時間帯を見極めたりといったことが可能になります。

また、隣家との境界もきちんと確認することによって、誤って隣家の所有物を解体してしまうなどのトラブルを回避することもできます。

解体する建物の状況

解体する建物の構造や建材の種類、面積・高さといった基本的な部分だけでなく、劣化具合など現況を確認することによって、工事の手順が明確になり、解体工事日数や足場・養生シートの必要量などの正確な算定につながります。

付帯物や庭の状況

解体を依頼する建物以外にも、付帯物や庭の中で撤去してほしいものがある場合には、それもしっかり伝えておきましょう。たとえば物置や浄化槽、塀、庭石、池、木、カーポートなどが挙げられます。どれを撤去してどれを残す、ということをひとつひとつ確認し合いましょう。

見積時の立ち会いの所要時間

一般的な所要時間

工事前の立ち会いの所要時間は、一般的には30分を目安に考えればいいでしょう。どれだけ忙しくても、たかが30分、そしてされど30分です。しっかりと確保しておきたいところです。 しかし、場合によってはこれ以上の時間がかかることもあります。

立ち会いに時間がかかるケースとは?

「一般的な立ち会い時間は30分が目安」ですが、たとえば「解体予定の建物が非常に大きい」「付帯物の数が多い」などといった場合は、その分確認事項も増えるため、立ち会いの所要時間も長くなることが考えられます。

他にも、建物内部に残置物が多くあったり、アスベスト含有建材が使われていたり、という場合にもやはり立ち会い時間は長くなる傾向にあります。 30分をひとつの目安にしつつも、余裕をもったスケジュールで立ち会いに臨みたいですね。

準備しておくべきこと

いざ立ち会いの前に、建物や敷地の図面は必ず用意しておきましょう。さらに敷地の境界の確認をし、解体範囲の確定まで行っておいて、図面に記載しつつ立ち会い時に現地で業者に伝達ができるようにしておきます。

遠方在住で立ち会いができない場合はどうするか

工事前の立ち会いはぜひすべき、ということはここまでの内容でおわかりいただけたかもしれませんが、解体を依頼する建物とは離れた地域に住んでいるなどで、物理的に簡単には立ち会いできない場合はどうしたらいいのでしょうか。

このようなケースでは、まず図面や現地の写真などを業者に送ったうえで、業者の担当者だけで現地に赴いてもらいます。そして現地の状況を確認してもらいながら、電話などで連絡をとりつつ打合せを行う、というやり方がもっともスムーズでしょう。 しかし最終的に業者を絞り込んで契約という段階になったときには、やはり現地での立ち会いを行うのがいいでしょう。

工事が始まってから・工事期間中の立ち会い

解体工事が無事着手され、着々と工事が進められている中、工事期間中の立ち会いというのは必要なのか?という疑問がわきますよね。 これは必ず行うべきというものではありませんが、途中経過を確認する意味でも行っておくに越したことはないでしょう。解体範囲などがきちんと要望通りに進められているかということも確認できれば安心です。

工事完了後の立ち会い

最後、つまり工事完了後の立ち会いは、必ず行うべきものです。要望通りの工事となっているか、食い違いはないか、といった最終確認をする場なので、万が一何か疑問や不満がある場合は迷わずその場で確認しましょう。

まとめ

解体工事の立ち会いで、もっとも重要なのは工事前の立ち会いです。必ずやるべきものというわけではありませんが、大きな役割や意義があるということがおわかりいただけたでしょう。

施主と業者との間に認識の違いが存在すると、後々大きなトラブルにつながっていく可能性が高くなります。事前の立ち会いでしっかりコミュニケーションをとり、ベストな状態で解体工事を迎えられるようにしたいですね。

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