古民家再生補助金の種類5つ!費用を抑えるコツもあわせて紹介

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古民家再生に補助金は使えるの?

古民家をリフォーム、リノベーションをして再生するとなると、ほとんどの場合、多額の費用がかかります。しかし、古民家再生の際に自治体や国に補助金、助成金の申請することで補助を受けられる可能性があります。

そこで今回は、古民家再生にかかる費用はどのようなものがあるのか、どれくらい補助金を受けられるのか、古民家再生の補助金の申請方法などについて詳しく解説していきます。

古民家再生にかかる費用7つ

はじめに、古民家再生にかかる費用を見ていきましょう。古民家再生にかかる費用は、古民家の状態によって大きく変わります。

部分的リフォームであれば、300万円ほどでできる場合もありますが、フルリフォームが必要な場合には3,000万円ほどかかったということもあります。

他にも、立地や解体工事の有無など他の条件も関わってくるため、決まった金額はありません。ここからは、特に見ておくべき7つのポイントを紹介していきます。

1:耐震

地震が起きたときのために気にしておきたいのが「耐震性」です。古民家は、比較的質の良い丈夫な木を使われていることが多いですが、念のために耐震リフォームも考えておきましょう。

耐震リフォームの相場は100万〜200万円ほどです。状態、築年数によってはもっと費用がかかることもあります。

築年数が古ければ古いほど、工事する箇所も増えて費用が増加するので、工務店やリフォーム店とよく相談することをおすすめします。

2:断熱

古民家はその造りから夏は涼しく、冬は寒くなりやすいです。そのため、断熱リフォームすることも視野に入れておく必要があります。

古民家の断熱リフォームの費用は300万円ほどが相場となっています。例えば、30坪の古民家なら、窓を二重窓にすることで10〜15万円ほどかかります。

他にも壁に断熱材を入れたり、複層ガラスにしたりなど、フルリフォームとなると500〜1,000万円ほどかかる場合もあります。

3:水回り

古民家での水回りはほとんどが古い型なのでリフォームは必須といえます。トイレが和式だったり、お風呂は狭かったり、キッチンは給湯器がないというのが古民家ではよくある事例です。

キッチンはシステムキッチンに変えるなど、使いやすいように積極的にリフォームを検討していくことをおすすめします。

目安として、システムキッチンは50万円〜130万円、風呂は50万〜150万円、トイレが10万〜40万円ほどとなっています。

4:屋根

古民家再生では屋根のリフォームは必須といえます。長らく空き家状態であったため、劣化が進んでおり、場合によっては雨漏りなどをおこしているケースもあります。

屋根のリフォームには「塗装」「葺き替え」「カバー工法」の3パターンがあります。塗装だけなら10万〜50万円ほどですが、葺き替えの場合は120万〜200万円ほどかかります。

業者によっては価格帯も違ってくるので比較検討をおすすめします。

5:外壁

古民家は屋根と同じく外壁も損傷が激しいため、リフォームが必須になる場所となります。リフォームには塗装、補修、新調の3つのパターンがあります。

補修だけなら30万円ほどですが、新調となれば300万円以上はかかる場合もあります。リフォーム規模、種類によっては費用も違ってくるので、業者にお願いする場合は比較検討をおすすめします。

塗装だけなら、場合によってはDIYでリフォームすることも可能です。

6:バリアフリー

介護が必要な家族のために、また将来自分が必要になったときのためにバリアフリーも可検討しておくことをおすすめします。

例えば、トイレに手すりを設置するなどで20万円〜、浴室の段差解消、手すり設置、断熱材を入れる、浴室暖房の設置などで200万円〜ほどが相場となっています。

ただし、お願いする業者によっては価格が違ってくるので価格比較検討することをおすすめします。

7:省エネ

紹介してきたリフォームを押さえた上で、古民家再生の際は省エネリフォームも検討することをおすすめします。省エネリフォームをすることで環境保護や節約にもつながっていきます。

省エネリフォームの価格相場は100万〜200万円ほどです。省エネリフォームの事例として断熱材を入れる断熱リフォーム、太陽光パネルの設置、窓の日射遮断リフォーム、節水トイレの設置などが挙げられます。

古民家再生補助金の種類5つ

古民家再生には多額の費用がかかることもよくあり、状態によってはフルリフォームしなければならなくなって、新築を購入するのとほぼ変わらない金額になることもあります。

ですが、古民家再生の際に各自治体に補助金申請することで、リフォームの費用を大きく抑えることができます。

ここからは、古民家再生の際に、各自治体から受けることのできる補助金について解説します。

1:耐震補強の補助金

耐震補強工事の際には、各自治体で、補助金を受け取れる可能性があります。

全ての自治体で受けられるわけではないため、工事に入る前に事前に確認しておくことをおすすめします。

また、耐震補強の補助金が受け取れる条件は各自治体によって違います。同じく補助金の額も各自治体によって違うので、しっかり確認しておきましょう。

2:省エネにする補助金

太陽光パネルの設置や省エネタイプの設備の設置、断熱性の工事やLEDの設置などの省エネに関わるリフォームは補助金が受けられます。

一例として、「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業」では、登録された断熱材などを使ったリフォームを行った際に、補助金を受け取ることができます。

補助金対象外の製品では、補助金を受け取れない可能性があるため注意が必要です。

3:バリアフリーにする補助金

バリアフリー化のリフォームの場合、要支援または要介護1~5に認定された人が同居する場合は「高齢者住宅改修費用助成制度」の対象となり、介護保険から工事費用の9割の補助金を受けられます。

この制度では20万円が上限で、1割は自己負担となるため、最大で18万円が支給されます。

他にも各自治体からバリアフリーに伴う工事に対して助成金がでていることもあるので確認してみましょう。

出典:高齢者住宅改修費支援サービス事業|千葉市

4:古民家解体費用の補助金

古民家解体費用も、補助金が受けられる可能性があります。すべての自治体で受けられるわけではないため、住んでいる場所の自治体で確認するようにしましょう。

例えば、いつ崩れてもおかしくない古民家などがニュース等で取り上げられています。そういった場合でも補助金を受けられる可能性があるため、まずは、自治体に確認してみましょう。

5:自治体による補助金

古民家再生の際には必ず自治体からの補助金制度を調べることをおすすめします。

工事をする際に気になる費用があれば、古民家を購入または住んでいる地域の自治体、役場のホームページなどで確認してみましょう。

例えば、古民家がある地域によって、造りが伝統的構造の古民家のために、状態を維持する費用として補助金や助成金が受けられる可能性もあります。

古民家再生補助金の申請方法

古民家再生補助金は、各自治体や地方自治体に申請することで受けられます。

補助金が受けられるかどうかは地域によって違うため、まずは各自治体のホームページを確認してみましょう。

申請方法も各自治体によって違います。例えば、大阪市では「住まい情報センター」で申請することになります。ネットで申請できる地域もあるので、まずは住まいの地域で確認してみましょう。

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古民家再生費用を抑えるコツ4つ

古民家再生には、大体1,000万〜2,000万円ほどかかることが多いといわれています。どれだけ費用を抑えようと思っても、リフォームしなければ住めないような環境であればリフォームするしかありません。

費用を抑えるためには、2つの方法があります。1つ目は、先ほど紹介した補助金制度の活用です。もう1つには、固定資産税の減税で古民家再生の費用を抑える方法があります。

ここからは、古民家再生費用を抑えるコツを4つ解説していきます。

1:耐震補強で固定資産税を減税する方法

令和4年3月31日までに耐震リフォームを行った場合は、リフォームが完了した翌年度分の固定資産税が減額されます。

ただし、課税標準額は家屋の床面積120㎡が上限となります。

出典:5)固定資産税の減額と計算例|一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会

2:省エネで固定資産税を減税する方法

令和4年3月31日までに省エネリフォーム(熱損失防止改修工事)を行った場合は、リフォームが完了した翌年度分の固定資産税が減額されます。

ただし、課税標準額は家屋の床面積120㎡が上限となります。

出典:5)固定資産税の減額と計算例|一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会

3:バリアフリーで固定資産税を減税する方法

令和4年3月31日までにバリアフリーリフォームを行った場合は、リフォームが完了した翌年度分の固定資産税が減額されます。

ただし、課税標準額は家屋の床面積100㎡が上限となります。

出典:5)固定資産税の減額と計算例|一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会

4:同居することで減税する方法

同居をするためにリフォームを行った場合は減税対象となることがあります。対象となる同居リフォームはキッチンの増設、浴室の増設、トイレの増設、玄関の増設です。

これらのリフォームを行った際には所得税での減税が受けられる可能性があります。

出典:4) ローン型減税の控除額計算例|一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会

古民家再生補助金を活用しよう

古民家再生は、どうしても大きく費用がかかってしまいますが、補助金制度を上手に活用することでコストを大きく削減することができます。

まずは、古民家がある地域の補助金や助成金制度を調べて、古民家再生のためのリフォームやリノベーションに活用していきましょう。

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